※エスティヴァム Truffe Tuber Aestivum 別名「サマートリュフ」
5~10月に収穫される最もポピュラーなトリュフ。
「ジャパンレストランウィーク2012」、グルメに恋する3週間、次の訪問は
フレンチ「テール・ド・トリュフ東京」。 同行者は、母と母の友人、寝太郎さん。
土曜日のディナータイムに4人で訪問しました。
親不孝なもので、自分は食べ歩いているのにもかかわらず、
私の母は今まで「トリュフ」というものを食べたことがないのです。
冥土の土産に一度でいいから食べてみたい!と常々申しておりまして、
今回、トリュフ専門店の「テール・ド・トリュフ東京」が参加店になっていたことに注目。
思い切って、予約いたしました。
場所は六本木ヒルズヒルサイドB1。
六本木ヒルズのメインストリートけやき坂通りにビルは面しています。
レストランウィークでの利用を告げ、上着を預け、案内されたのは入り口近くの
テーブル席。 高級感溢れる店内に母達は緊張している様子。普段より姿勢がいい。
卓上には「JAPAN RESTAURANT WEEK 2012」のお品書きあり。
事前に同サイトで確認していたところでは
ランチメニュー@2100とディナーメニューは@7350のみ。
ディナーメニュー@7350
前菜からデザートまですべてにトリュフを使った4皿のディナーコース
1)アミューズ トリュフを使った一口前菜
2)冷前菜 季節の食材を使った前菜 スライストリュフ
3)メイン シェフおすすめのメインディッシュ トリュフ
4)デザート 濃厚ヴァニラアイス トリュフキャラメルソース
ですが、店のお品書きによると
本日はイタリア ウンブリア州から届いた※エスティヴァムを使用してお料理を
すすめてまいります。ごゆっくりお過ごし下さい。
-1er-
- 黒トリュフを挟んだブリー・ド・モー
- キッシュロレーヌ
- シャンピニオン・ド・パリのスープ
-Main- ◆どちらかお選びください◆
- 酵素ポーク肩ロースのフリカッセ スライスしたトリュフ
- 鮪のレアステーキ たまり醤油とクリームのソース スライスしたトリュフ
-Dessert-
- 濃厚ヴァニラアイスクリーム トリュフ入りキャラメルソース
食後のお飲み物
- Coffe or Tea
という構成。
まず、この日のお料理に使用されるトリュフを席にもってきてくれました。
(全部は使いません)
「どんな匂いがするのですか?」
母がいきなりホールスタッフさんに質問。
行きつけの美容室の美容師さんに「トリュフって香りがいいんですよ」と言う話を聞いて
妄想をたくましくさせていたのでしょう。お店の方のお許しを受け匂いをクンクン!
「あら、そんなに匂いがしないわ」 言いたい放題だ。(おっと、私もだ)
※ エスティヴァムは1~4月までは“瞬間冷凍”を施し香りと同時に味わいも
楽しんでいただけます。
「それではこちらはいかがでしょう」
スタッフの方が、黒トリュフのフレーバーオイルを置かれ、
「パンにおつけになって召し上がってください」と説明してくださいました。
-1er-
手前から、黒トリュフを挟んだブリー・ド・モー
左、キッシュロレーヌ
右、シャンピニオン・ド・パリのスープ
サイトで確認したアミューズと冷前菜は一緒盛りということかな。
キッシュロレーヌには、ちぢみほうれん草、刻みトリュフがたっぷり。
シャンピニオン・ド・パリのスープはトリュフのエッセンス入り、濃厚で
このお皿の中では一番美味しく感じました。
(ハチロー) パンがごっちゃんになれるちゅーんで、こっそりついて来ただ♪
(ノブロー) しーっ!!ハチ!おめ、声がでけえだ。
母ちゃんの友人さんもご一緒だで、オラ達おおっぴらに行動できねえ。
そっとパン籠まで近づくだ。
(ハチロー) パンだで~。あったけえ。外がぱりっとしていて香りもええだ。
(ノブロー) ハチ!パンには好みで黒トリュフのフレーバーオイルを使うだ。
ほんで、手前が塩で右奥が白胡椒だ。パンはお替りくれるだよ。
-Main-
酵素ポーク肩ロースのフリカッセ スライスしたトリュフ
一同、お肉をチョイス。
付け合せはヤングコーン、ブロッコリー、カブ、エリンギ、カリフラワー、オクラ、
ズッキーニ。 酵素ポークは肉質も良く、柔らかい。
トリュフはスライスしたものとクラッシュしたもの。
フリカッセ(クリームソース煮)、はじめは良いのですが、
私は次第にくどさを感じてしまった。
さて、ワインですがワインコースもありましたが、ボトルワイン6800円を注文。
これは同店ではリーズナブルなほうのお値段だと思います。
この他、グラスワインは1200円。
本日のグラスワインだと1500円~からになるので留意しましょう。
-Dessert-
濃厚ヴァニラアイスクリーム トリュフ入りキャラメルソース
トリュフがふんだんに入っています。濃厚なヴァニラに絡むと激うまい。
食後のお飲み物
Coffe or Teaとのことでしたが、エスプレッソとハーブティーもあり。
私はエスプレッソ。
母達は紅茶をチョイス、寝太郎さんはハーブティー、どちらも
ポットで出してくださいました。こういうところは嬉しい。
さて、同店ですが、これだけの高級素材をウリにするわりに店内にWCなし。
いったん店内を出て、同フロアのWCを使用します。
店の雰囲気からして店内にパウダールーム付きのWCがあっても良いと思うのです。
そして、「4皿のディナーコース」が一緒盛りで3皿に感じてしまったところも残念。
また、申し訳ないのですがスタッフの層が若干お若いためか、お店にはミスマッチ。
ご年配の支配人さんなどがいてくださると風格を感じられるのですが。
いっそ、カジュアルにトリュフをいただけるビストロ使用にしてしまえば、こうした
面も気にならないと思いました。
お会計は、お酒の追加料金を加算し(ボトルワイン6800円、本日のグラスワイン
1500円、1800円)合計43450円。(サービス料が加算されていると思います)
ジャパンレストランウィーク満足度数は、見送りです。
念願の「トリュフ」をいただいた母。
「どうだった?」と聞くと「トリュフって松茸のようなものを想像していたのだけど
違うのね。もう満足したわ。」とのこと。 どうやら勉強になったようです。
ありがとうございました。
Terres de Truffes,Tokyo
東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズヒルサイドB1
TEL 03-5786-6655
営業時間/11:00~15:00(L.O.14:00) 17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日 無休