「ジャパンレストランウィーク2012」、グルメに恋する3週間、最初の訪問は
寿司店「銀座 凛」。 同行者は仲良しのお寿司大好き女子(Mさん)。
土曜日のランチタイムに訪問しました。
ジャパンレストランウィークのメニューはイベントの特別メニュー。
通常のものとはことなります。
提供価格は「ジャパンレストランウィーク2012」の開催概要によると
【Winter Premium】
ランチ 2,100円(税込・サ別)
ディナー 5,250円/7,350円(税込・サ別)
【Family】
ランチ 1,050円(税込・サ別)
ディナー 2,100円(税込・サ別)
【日本橋】
ランチ 1,050円/2,100円(税込・サ別)
ディナー 2,100円/5,250円/7,350円(税込・サ別)
私は【Winter Premium】によりお店を選びましたが、お店によって
ランチとディナー両方提供されている場合やディナーのみの場合。
また、ディナーの価格が1つのみの場合など、まちまちでした。
予約で事前に「レストランウィーク」での利用をお店へ伝えておく必要あり。
参加店の中にはこうした機会がないと、なかなか訪問しにくい高級店もあり
見逃せません。
場所は、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅 6番出口 徒歩1分。
私達は有楽町駅から向かいましたので、銀座中央通り銀座1丁目の交差点1本手前、
餃子で有名な「銀座天龍」を目印に反対側へ左折し直進、すると道沿いにお店の
看板を見つけることができました。
レストランウィークでの利用を告げると案内されたのは1階、カウンター席。
化粧室は2階でしたので利用の際、拝見したのですが、2階は掘りごたつ式の
テーブル席。1階とは異なり、一瞬ここがお寿司屋さんであることを忘れさせる様な造り。
デート使用に良さそうな雰囲気でした。
「お飲み物はいかがいたしますか?」
ホールスタッフの男性にお声をかけていただき、顔を見合わせる私とMさん。
お得な価格でお寿司がいただけるのだから、浮いた分ちょっと飲もうよ。
せっかく銀座まで来たんだもん。意思疎通。
まずは、生ビール サントリー ザ・プレミアムモルツ@600×2
そもそも私達は飲んべえさんだ。「レストランウィーク」で選ぶ店もそれなりに考えた。
高級店ぞろい、洋食でいい気になってワインを空けたら大変なことになる。
その点、お寿司屋さんなら、日本酒でチビチビ抑えられる。
また、ディナーも危険だ。
というのも候補にあがった寿司店のディナーは、内容から考えて、たいがい7350円。
日本酒をチビチビいっても、諭吉が旅立ってしまうのは明らかだ。
そうしたことで、今回は寿司屋のランチに絞り、参加店を見比べたところ、
同店のものは、先付けと茶碗蒸しがある。
握り、お椀、あとはデザートだけという、利用する側にとって、はじめから寂しい気持ちに
させないメニュー構成になっていたのだ。
お店の卓上には「ジャパンレストランウィーク2012」のお品書きなし。
事前に同サイトで確認していたところ
ランチメニュー@2100とディナーメニューは@7350のみ。
ランチメニュー@2100
1)先付け 2)握り寿司 8カン 3)かんぴょう巻 4)茶わん蒸し 5)お味噌汁 6)デザート
となっていました。
ウインタープレミアお昼の握りコース@2100
(先付け) 菜の花と薪タケノコのゴルゴンゾーラ和え
ゴルゴンゾーラものばしているのでいただきやすい。これなら日本酒でもOKだね。
カウンターにはさりげなく?板さんが、ネタを出してくれる。
「苦手な食材はありますか?」
「私はないのですが、彼女は生牡蠣が苦手なんです。
・・・あっ、でも今回はないでしょうけど。」 私達も身の程は知っている。
着席した際におしぼりをいただけましたが、それとは別に、
手でお寿司を召し上がられる際にどうぞ、と小さい手拭きもセットしてくれた。
こうした配慮は嬉しいものだ。
(握り寿司 8カン)
・あおりいか
塩とすだちをふって出されました。
もっちりとした食感とねっとりとしたほのかな甘みは魅力。
シャリはすべてにおいてですが小さめ。
・金目鯛
煮きり醤油をつけて出してくれるのですが、セットされた小鉢にはお醤油も注がれている。
個人の好みの自由を尊重してくれるところも堅苦しくなくていいな。
ビールはとっくになくなって、しまって日本酒選び。
先ごろ、飛騨高山でにごり酒をいただき、ハマってる私としては
白瀑(しらたき)純米にごり 「ど」 1合@950
友人も試してみたいと言うとお猪口をもう一つ持ってきてくれました。
味わいとしては、もう少しまろやかな旨みが欲しいところ。生意気言ってます。
刈穂 山廃純米 番外品 1合@1000
刈穂には、番外品と超辛口があり、板さんのオススメでこちらにしました。
個人的に、最近は辛口なだけではなく、旨口の酒に惹かれています。
(茶わん蒸し) 蟹とカズノコの茶わん蒸し
出汁はしっかりとれています。柔らかな口当たりで品が良い。
・こはだ
酢の〆加減良好。
・本マグロ赤身
本日のメインは、やはり本マグロでしょう
パクリと頬張ると赤身は、しっとりと上品な旨味があって、しつこさを感じさせない。
ああ、お寿司ってグレート!日本の偉大な食文化だ。
・芽ねぎ
悪くはないです。でも、赤身のあととなると、やはり物足りないね。
・いくら
軍艦巻き。海苔の風味は普通。いくらは、残念ながら安価な感じに思えた。
・煮ダコ
自分のメモによるとここで煮ダコをいただいた様子。写真を撮るのを失念。
やや甘いツメを塗られた煮ダコ。
・玉子
正直なところ、握りは本マグロ赤身以降、自分の食温度が下降気味だったのですが
ふんわり柔らかな玉子に再び上昇。 甘さの加減も良し。美味しい。
(かんぴょう巻とたくわん巻)
巻物でお食事は最後。
でも、もうちょっとお酒が残っているのだ。
それを察してか、板さんがお新香をサービス。目配り嬉しい。ありがとうございます!
もちろん、がりも最初から出されています。同店のものは自家製なんですって。
(お味噌汁)
生のりかな。
自家製七味
お味噌汁にお好みでお使いくださいとのこと。
ホールスタッフの男性が、何が入っているかを当てたら粗品をくださっるって
言うので、私、挑戦してみました。
まず、強く感じたのは山椒、次に陳皮、胡麻、胡椒、唐辛子、ここまでは当たり♪
味から想像出来るはずなのに、言葉にでなかったのは、「ケシの実」
そしてわからなかったのは、「ゆかり」
自家製七味には、「ゆかり」が入っているんですって。
ほんの微量なのかな?全然、想像できなかった。
ううっ、、無念じゃ。 まだまだ、いっぱしに食レポできる自分ではないな。
でも、板さんが残念賞で、この自家製七味を小さな袋に入れてお土産にくださいました。
ちょっとしたことで、心弾む楽しい時間をもてた。
敷居が高いと思っていた銀座の寿司店との距離感が近くなったように思えたのです。
(デザート) スイートキャロット
素材の味がそのまま感じられる好感のあるデザート。
「あがり」と一緒にいただけました。
管理人の思いを記録すると、寿司店としてネタなどはソコソコですが、
スタッフの接客が、とても人間味に溢れていて温かい。
高級店ですが、背伸びしてもお立ち寄りたくなるチャーミングなお店でした。
お会計は、お酒の追加料金を加算し(本数控え忘れ)1人あたり6000円ぐらい。
ジャパンレストランウィーク満足度数は、★★★☆(3.75)消極的に大好きです。
銀座 凛
東京都中央区銀座1-6-6
TEL 03-3538-7775
営業時間/ランチ 月~土 11:30~14:30
ディナー 月~金 17:30~23:00 土 16:30~22:00
定休日 日・祝