「桃源郷」と称される花見山公園。
日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた
場所だそうです。
ここは私有地。
はじめ、私有地と聞いていたので、桃源郷に住む“花咲か爺さん”が毎年綺麗な
花を咲かせて、人々に開放してくださっているのかと思っていたのですが、
お一人だけの山ではなく、所有者は異なるとのこと。
花木栽培農家さんたちが、善意で開放している公園なのです。
花見山周辺を彩る花はその種類が豊富。
十月桜(ジュウガツザクラ)、蝋梅(ロウバイ)、梅(ウメ)、山茱萸(サンシュユ)、
彼岸桜(ヒガンザクラ)、連翹(レンギョウ)、木瓜(ボケ)、白木蓮(ハクモクレン)、
染井吉野(ソメイヨシノ)、八重桜(ヤエザクラ)、花桃(ハナモモ)、
日向水木(ヒュウガミズキ)、鬱金桜(ウコンザクラ)、皐月(サツキ)、
出猩々(デショウジョウ)、利休梅(リキュウバイ)、東海桜(トウカイザクラ)
四季折々に美しい花を咲かせています。
例年の桜の身頃は、4月上旬から下旬。
桜めぐりツアーで、残念続きの私達も、これだけの花々があれば、どこかしら
タイミングがあっているのでしょう。山全体が優しい色合いに包まれてきています。
染井吉野(ソメイヨシノ)かな。 8分咲きというところでしょうか。
百花繚乱。(写真はいまひとつですが・・・)
これだけ、花があると知識の乏しい私には何の花だかわかりません。
でも、いいのだ。ここは桃源郷。
名など必要ないのだ。
でも、腹は減る。 桃源郷にいても腹は減るのだ。
そこで、茶店「花見亭」でおそばをいただきました。
これは、「花見そば」だったと思います。お値段は、一杯500円♪
桜の花の塩漬けが入っていましたよ~。
ほのかに桜の香りがするわ。 美味しいっ
小さめの花をつけているの。可憐だ。彼岸桜(ヒガンザクラ)かな??
花見山公園入り口
花見山公園内は、花木の養生のため入園をご遠慮願いたいという看板。
放射線量の表示あり。
私達からすると花見客は、けっこういらっしゃっるように思えたのですが、
それでも例年の1/10ぐらいの人出でしかないそうです。
がんばれ!東北! がんばれ!花見山! 来年は入園したいよ。
花見山、今年は梅と桜が同時期に見られ、これは珍しいことだと聞きました。
週が変わると、辺りの景色が、さま変わりするとのこと。
これは、花が次から次に開花し、色あいに変化が出るということだと思います。
昨日とうってかわって、お天気は下り坂です。
今にも雨が降り出しそうな天気なのですが、観光の間はなんとか、持ちこたえました。