最終日のランチは、フレンチ「epice」(エピス)
「epice」も今回の京都ご飯のテーマ、町屋造りのお店でのお食事を
意識して予約しました。場所は先ほどの京都御所の左に位置しています。
赤い暖簾にえびすさん。一際目立ちます。
こちらのお店の人気席は、なんと言ってもシェフのお仕事ぶりを拝見しながら
お食事がいただけるオープンキッチン前のカウンター席。
カトラリーが、カウンターのテーブルにセットされている造りも心憎いのです。
他にお席はテーブル席、中庭をはさんではなれ(座敷)。
予約時にうかがったところ2名での座敷席利用は、別途お部屋代がかかるとのこと
(詳しい金額は失念しました)で、こちらはあきらめました。
比較的リーズナブルなお値段からコース料理をいただけるのも
「epice」の魅力だと思います。
さて、せっかくなので@3200のAコースを注文しましょうか。
ランチAコースのメニューの一部分を写させていただきました。
メインのお料理は割増料金をお支払いすることによって変更可能。
人気のカウンター席ではなく、私達は2名用のテーブル席へ。
今日は昼からのんびりズルズル飲りたいので、こちらの方が落ち着けるのでは
ないか、と思って選ばせていただきました。
マルセル・ラピエールのボジョレー・ヌーヴォー@5800
京都旅行は、時期的に解禁日から日が浅かったのでフンパツしました。
今年は50年に一度の当たり年ということです
自然派ワインの代表者、マルセル・ラピエールのボジョレー・ヌーヴォーは
繊細かつとてもエレガント
バゲットはお替り可。
さりげなく目配りをしてくださるので、お替りもお願いしやすい。
接客もとてもスムーズです。
オードブル盛り合わせ
赤カブとズワイガニのミルフィーユ
赤カブの酸味とズワイガニの甘みが、さわやかにハーモニーを奏でます。
ワカサギのエスカベッシュ
エスカベッシュとは、フランスの南蛮漬けといったところですね。
マリネードの加減も良く、骨までやわらか。さっぱりとした味わい。
冷製ホタテと京都産無農薬野菜のサラダ
鮮度の良さはもちろんですが、トマトの酸味もドレッシングに合わさり
美味しくいただけます。
ハモンセラーノと長野県産の洋梨
ハモンセラーノの熟成した香り、噛み締めると広がるしっとりとした肉質に
まろやかな風味。洋梨との調和もとれています。
スープ
滋賀県八日市のカリフラワーのポタージュ。やわらかな甘みがあります。
ボジョレー・ヌーヴォー飲んでしまった。
お料理はこれから、もう1本いこう。
白ワイン2800円と注文しやすいお値段のものもあります。
ロバート モンダヴィ ヴィション シャルドネ'07@2800
フルーティでさわやかな口あたり、飲みやすい白。
ワインはお店の方が管理してくださいます。
中庭をはさんだ、向こうがはなれ(座敷)。
いかにも京都らしい風情のある造りになっています。
魚
長崎県で捕れました、石垣鯛のソテー。
ブールブランソース(フランス語でブールはバター、ブランは白になります。)
少々、ソースのコクに物足りなさを感じましたが、火の通し方は絶妙。
皮目はパリッと香ばしくソテーされ、身はしっとりと素材の美味しさが
生きてます。
季節の野菜も添えられています。カブが甘うまっ。
メイン
連れが選んだメインです。
岐阜県養老山麓豚のフィレ肉のロースト。 レンズ豆添え。
フィレ肉のロースト自体はさっぱりとした旨みなので、香りの良いキノコのソース
とレンズ豆によってコクを出しているようです。
メイン
私は割増+500円の国産牛ミスジ肉のステーキにしました。
フォンドボーのソース。ジャガイモのグラタンとキノコ添え(マイタケ、ぶなしめじ、
マッシュルーム)。
噛めば噛むほど、旨みたっぷりの肉汁がじゅわわ~とあふれ出てきます。
デザート
+300円で注文できます。連れが注文。男のスイーツ道ですな。
フォンダンショコラと自家製バニラアイス。
エスプレッソとコーヒー
コーヒーか紅茶。またはシェフお勧めの無農薬5種類ハーブティーが
+300円でいただけます。私たちはエスプレッソとコーヒーで。
だって、チビッチはコーヒーが好物だもんね。
お店のコンセプトは「生きた野菜を使って野菜が主役になるような料理を
心がけております。」とのこと。
この生きた野菜は他の素材とも調和をとり、とても美味しい使い方を
なさっているように思います。
帰り際ですが、シェフがご挨拶に出てこられカウンターの欄間について
お話をきかせていただきました。
この見事な欄間は、シェフのお父様の作品で四季をあわらしているとのこと。
次回はカウンター席でじっくり拝見してみよう。
さて、お会計ですが、2人で、上記お料理とお酒で合計16590円なり~。
「本日は誠にありがとうございます。またのご来店を心よりお待ちいたして
おります。」と手書きされたお会計票に、じ~~んっとくる素敵なお店でした。
町屋フレンチっていいな(*^-^)
ちなみにお店は、カードでのお支払いも可ですが、ランチについては
カード不可、現金会計でお願いしま~す。
epice(エピス)
〒602-0845 京都府京都市上京区寺町通今出川下ル真如堂前町105
TEL 075-222-222
営業時間/ 11:30~14:30(L.O) 17:30~21:00(L.O) 22:00閉店
定休日 水曜日
http://www.kyoto-epice.jp/