その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

エコ(自分に出来ること)2

2009-04-07 22:22:22 | 暮らし

職場から車で10分程で、私のフィールド(観察場所)がありまして、
「そろそろかな…。」と感じたついでに、昼食後、出かけてきました。
一輪草が咲き、カタクリが芽吹いた頃では、と思いつつ…。
植物に詳しい方は、もうお気づきでしょうが、私は、今日まで、
「キクザキイチゲ」を「イチリンソウ」と思い込んででおりました。
まぁ、どちらも同じキンポウゲ科で、別名「菊咲き一輪草」とも
言われるようですから、あながち誤りとも言えないのですが…。
要は、「食えるのか」「食えないのか」と判断に迷った場合、
「ニリンソウ」だけは食えると憶えてさえおけば良いのです。

「カタクリ」もようやく展葉し、もうすぐ開花するものもあるはず。
当然の光景が、今年も当然のように繰り返されます。



ちっぽけな「タラ」ももうすぐ、芽吹くようです。
奥入瀬渓谷には及びませんが、雪解け水が勢いよく流れる
「下有無川(シモアリナシガワ)」でもサンショウウオの
産卵も近いと思います。



と、言う訳で職場から車で10分。楽しい現場。
こうして毎年、同じ時期に訪れるのも当然理由がありまして、
もうすぐ、春の女神「ヒメギフチョウ」が舞う季節。
蒐集家に乱獲されることを恐れながらも確認に訪れるわけです。

中学生時代に国語の教科書に載っていたヘルマン・ヘッセの
『少年の日の思い出』の一節と同じ様に、チョウの翅の開閉に
同化するかのように自分の呼吸を合わせ、逃げられないように、
そして、可能な限り近づいて見てみたい。
いい年をしたオヤジの行動では無いかもしれませんが、やって
いる本人は真剣なのです。
そして、今、出来ることは、この環境をそっとしておくこと
だけなのですが…。



コメント (1)
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