昨夜は、友人Tに近江牛の白モツをごちになり、お酒も回り
ブログを書いている途中で、力尽きて寝てしまいました。
ゴボウやタケノコの産地偽装など、農業生産物は、偽装の
オンパレードですが、生産農家自体は、国産という作付表示
に偽装はないわけで、出荷業者の食の倫理感の問題という
気がします。
ただし、最近、特栽米や有機野菜という表示については、
ご本人の意思とは別に、農薬のドリフトや残留農薬の問題も
あって、偽装する意思がなくとも、その意に反して農薬が
検出されてしまう事例もあるようです。
さて、『クキタチ』の話。
アブラナのことですが、品種改良も進み、縮れ葉や丸葉の
ものなど、様々ですが、ご覧のように花茎を手折り、収穫し、
葉柄から出る脇芽を次々と収穫、ごちそうになります。
「お浸し」や「からし和え」、「ひや汁」など郷土料理とし
て、春には欠かせない季節野菜です。
さらに、湯がいたクキタチを日干しして、『クキタチ干し』
と称し、冬場の保存食として、保存する習慣もありますが、
生鮮野菜は、スーパーで年中購入できますので、こうした
習慣もそのうち廃れて行くのではないかと思います。