「梅一輪、一輪ごとの暖かさ」ということで、我が家の『白加賀』も
花を着けました。この白加賀は、昨年、園芸に目覚めた友人T君が購入
したもので、「梅は、やっぱり『南光梅』だ。」という理由から、我
が家に引っ越してきました。
表題の『トキ』ですが、4月13日当局発表情報によりますと、山形県
米沢市福田町周辺に、あのトキNo.4が、宮城県角田市から飛来した
とか・・・。米沢市福田町であれば、我が家から直線距離で8Km程度の
ところですから、我が家の田圃に降り立ったとしても不思議はない。
などと、アクセス数を期待しながら、特ダネを狙って待つものの
居るのは、『サギ』ばかり。そこで、あのサギに赤いペンキを塗って
画像でも取れば、一躍、全国ネット、トキの人。
「それこそ詐欺だ」というのが、オチ話でございます。
佐渡のトキ保護センターでは、2015年頃まで、小佐渡周辺に約60羽の
個体を自然繁殖増も期待しながら、放鳥しておりますが、意に反して
福島・宮城・山形と飛び回るトキNo.4。
しかし、中国から譲り受けたトキは、3羽(♂1・♀2)
期待の日本最後のキンちゃんとは、繁殖がかなわず、累代飼育を行っ
た結果、122羽まで増殖に成功しているとか・・・。
当然、環境省や大学の専門家がプロジェクトチームを組んで、系統
管理を行っているとは思いますが、所詮、兄弟姉妹・従兄弟婚が
繰り返されている訳ですから、放鳥よりも、中国との間で、血の交換
を行うことが重要なのではないかと思うのであります。
人の意に反して、飛び回るトキNo.4は、実は、新たな血(地)を求め
て旅する、優秀な株(種)なのかもしれません。