その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

塵も積もれば…

2009-09-14 19:30:15 | いろはかるた
「夢屋いろはカルタ」8日目は、『 ち 』
「塵も積もれば山となる」となるところですが、一体全体、どれだけの塵を集めると山になるのでしょうか。コツコツと励むことの大切さの例えと承知しますが、所詮、塵は塵。千里の道を一歩一歩、歩いていたのでは、いつたどり着くのか分かったものではありません。
が、雑草は強い。叩いても叩いても出てきます。畑に刈り取った草を積み上げた草塚は、確かに山となりつつあります。河川敷公園で見つけた『キンエノコロ』の種は、一個また一個と花穂を離れ、また、来年、人にとっては厄介な雑草として生い茂り、私はまたボランティアで刈り取り作業をすることになります。
           
昨日、友人の庭を借りて行った「芋煮会」で、農業を営むトシパン(私たちは、まだあだ名で呼びあっています。)が、「俺達、農家の長男は、親父の域を中々抜けられない。結局、親父の仕事を踏襲する保守的な経営しかできない。」という、含蓄のある言葉を発しました。オヤジ達が親父を語るのも変な話でありますが、今年の農作業を振り返ってみても、結局、古老の知恵を借りているに過ぎず、連綿と受け継がれている技術を継承しているに過ぎません。
それでもやって行ける…いや、それだからやって来られたのかも知れません。畑が野と化してしまった荒地に咲いた「野バラ」にも、実がなりました。「これって、ローズヒップティに出来ない?」ちょっとした好奇心と失敗の積み重ねが、現在の技術として活かされているのですから、また、悪戯をしてみたいと思います。
塵みたいな好奇心と失敗が、儲け話の山と成る日が来るのでしょうか?
コメント
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