その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

律儀者は子沢山?

2009-09-15 20:10:30 | いろはかるた

「夢屋いろはカルタ」も9日目…『 り 』
江戸カルタでは「律儀者の子沢山」、上方カルタでは「綸言(りんげん)汗の如し」、律儀者は品行方正、家庭円満なので、自然に子どもが多く生まれるということらしいのですが、むしろ「貧乏人の子沢山」の方が、私にはしっくりくるような気がします。
律儀者は、浮気をしない…貧乏人は、他にすることがない…てなことでしょうかねぇ。ネットで生き物の産卵数を調べてみましたところ、魚のマンボウが、3億個から7億個(かなり大雑把デス…^^;)淡水魚のフナで4万個から8万個。
巣作りをする魚トゲウオで400個から1,200個なのだそうであります。
ちなみに、夢屋が今年追いかけているカエルたちはと言うと、ひも状の卵塊のヒキガエルは、約4,000個。稲の株元に産卵するトノサマガエルで1,800個から3,000個。あちこち産みまくるアマガエルは1,000個ほどらしく、泡の保護膜をつくるモリアオガエルは、300個から500個とのことであります。
           
ここから考えられる推論は、産みっぱなしには違いありませんが、親が子育てをしたり、保護膜に守られている種の方が産卵数が少ないような傾向にあるようです。(身体の大きさなどの要因を考えなければなりませんが…。)
大海の海流に身を任せ漂うマンボウが貧乏とも思えませんし、コツコツと巣作りをする律儀者の「イバラトミヨ」や「トゲウオ」が少子高齢化を迎えているという話も聞いたことがありませんのけれど…^^;
さて、日本人の合計特殊出生率(女性が15歳から49歳までの間に産む子供の数)は、1.34。つまり、夫婦…当然2人を前提として、親世代を超える子どもの数が確保されていないのですから、人口は自然減を迎えているのであります。
大変失礼なのですが、合計特殊出生率は、通常ひとりの女性が一生の間に産む子供の数と説明されることが多いのですが、統計的な比較のためと思われますが、日本では婚姻が認められていない15歳から…〇高の49歳までが、調査の対象となっております。女の一生とは15歳から49歳までだったのか…ボコ…こんなこと言ったら、絶対妻に怒られます…^^;
今日は、冷や汗の連続です。子どもを儲けたくとも授からないご夫婦もいらっしゃいますので、軽々な発言は慎まなければなりません。「綸言汗のごとし」とは、君子の言葉は絶対であり、軽々しく訂正はできない…一度、出た言葉は、汗のように二度と戻せないのだという戒めであります。

コメント
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