「夢屋いろはカルタ」も16日目に入り、本日は『 た 』…まだ、飽きずに続けております。「江戸カルタ」では、「旅は道連れ、世は情け」となりますが、今年は、シルバー・ウィークとして5日間の連休。いつものように釣竿を抱え、自慢のキャンピングカーで秋晴れの下、東北地方の温泉と釣り場を堪能するぞぉ~などと思い描いておりましたけれども、古老も再度の入院と成り、この節、お彼岸…我が家の仏さんにも、手を合わせに来て下さる親戚筋もあり、家を離れる訳にもいかず、日がな一日、自家製のかまどで薪を焚きながら空想の旅を続けております。
夏草も一時の勢いが無くなり、ご自慢の打刃鎌で削ぎ取るだけで、きれいに片付く季節となりましたが、蚊取り線香を焚こうが、虫よけスプレーを多用しようが、ちょっとした肌の露出部を襲ってくるのが…
この『ヒトスジシマカ(一筋縞蚊)』であります。
しかしながら、本日は、私の友人の教えの通り、手の甲にムズ痒さを感じた瞬間、筋肉を硬直させ、コヤツの口吻を筋肉で挟みつけ、ついに捕縛に成功いたしました。ところが、カメラをセッティング出来ない…なぜなら、私の右手はグーをしたままですから、カメラの交換レンズを装着できない状態です…^^;
長男「ポン太郎」を大声で呼びつけ、レンズ交換させ、遂に接写成功…いや~痒いったらありゃしない。左手で叩けば、処罰完了でありますが、この際、今までの罪を洗いざらい話してもらわなければ気が済まない。そこで、夢屋王国「アマ執政」にご登場いただきました。
「その方、一筋縄ではいかない縞屋蚊ェ門に相違ないか…」(執政)
「へへぇ~、一筋縄かどうかは知りませんが、蚊ェ門に御座います。」
「その方、日々、百姓に精を出す、夢屋じぃ衛門の生血を吸いたること明々白々。神妙に認めれば良し、さもなくば…」(執政)
「お奉行様、その悪業は、遊び人のケラ男の所業に御座います」(縞屋)
「どひゃ~。お奉行!それは人違い…いや、お角違いに御座います。そうだ、金さんが居る。お奉行様、金さんなら全て話を知っております。金さんをお白洲に呼んでください。」(ケラ男)
「お奉行様、このケラ男、夜な夜な遊び人の金さんとか言う輩と夢屋の畑を荒らしては、町娘をたぶらかしているようでして…、きっと、生娘の生血を吸う輩は、遊び人の金さんなる者の所業かと…」(縞屋)
「 …。 」(執政)
「そうだ、そうだ、遊び人の金さんとやらを呼んでみなぁ~」(縞屋一門)
「おう、おうおう。そんなに会いたけりゃ、会わせてやる。この桜吹雪に見覚えがねぇとは言わせねぇぜ…(ジャジャジャ~ン)」(執政)
「数ある花のその中で、背中に咲かせたアマ桜、両の目開いてとくと拝みやがれぇ」(アマ金さん)
「金さん…?アマさん…?お奉行様…?」(ケラ男)
「一筋縄の縞屋蚊ェ門とその一門、生娘の生血を吸った所業、言語道断。市中引き回しの上、百叩きの刑に処す。」(アマ金さん)
「ところでケラ男、夜遊びは楽しかったのう…^^; また、ふたりで街へ繰り出そうではないか…。」(アマ金さん)
「お奉行様…。」(ケラ男)
「あれれ、お奉行様…何でお奉行様まで、お縄に?」(夢屋じぃ衛門)
「夜遊びが過ぎてのう…俺も道連れ、予は情けねぇ…」(アマ執政)
夢屋一座『遠山のアマさん』これにて一件落着…^^;