日中、窓を閉め切った寝室は、熱気が篭りさすがに寝苦しい。珍しく窓を開け、涼しい外気を取り入れながら寝付くことにしたのですが…。
「このまま寝ると朝方の冷気で目が覚めてしまうに違いない。」
そんな心とは裏腹に、目蓋は次第に重くなっていく。うつらうつらとした時間が流れ、丁度夜中の12時を回った頃でしょうか。開けた窓の外から、聞き覚えのある声がしたのであります。
「新聞集金のおねぇさんの声じゃないか。何でこんな時間に…。」
実に非常識な話ではあるが、玄関までは行かなくてはと思いながら、重い身体を起こして玄関へと向かったのである。一間(180cm)前に進んだでしょうか。妙に身体が重い。そして、二間。ようやく母屋の廊下にたどり着いた私は、仏間の前に白い影を見つけたのであります。
「Ge!!! 遂に霊が見えた。」
何故か、恐怖は感じません。それは、白いフワリとした服を着た少女だったから。心なしか私に向かって微笑みかけているような気さえします。しかし、そこから身体が動きません。廊下の照明スイッチに手が届いているのですが、何故かスイッチが押せない。何とか正体を暴いてやろうと思うのですが身体が動かないのであります。いや、スイッチは確かに押しているのですが、私がスイッチを押すと同時に、廊下の反対側のスイッチを謎の少女が押しているので、明かりが点かないのだ。
「こうした珍しい現象は、〇美(二女)に見せなければ…。」
声を出して二女を呼ぼうとするのですが、声さえ出ない。ただ、仏間の前の廊下を白い服を着た少女が、笑顔で行き来しているのでありました。
ここまで来ると何かが変であると気付き始めます。集金人の声に目覚めたはずである。目の前の少女は何者だ。そして、二女は帰郷していないではないか…。
夢なのである。寝付きのレム睡眠の中で、現実の記憶や幽霊のイメージが夢として繰り広げた怪談話。昨夜は菩提寺の『灯篭(精篭)流し』、灯篭は長男「ポン太郎」に流してもらい、先祖の霊を送ったはずなのでありますが、帰りそびれた少女の霊が、留守番をしていた私に悪戯をしたのかもしれない。何故か菊の葉に止まった『イチモンジセセリ』のつぶらな瞳が、昨夜の少女の瞳にも思えてきた夏の終わりであります^^;
「このまま寝ると朝方の冷気で目が覚めてしまうに違いない。」
そんな心とは裏腹に、目蓋は次第に重くなっていく。うつらうつらとした時間が流れ、丁度夜中の12時を回った頃でしょうか。開けた窓の外から、聞き覚えのある声がしたのであります。
「新聞集金のおねぇさんの声じゃないか。何でこんな時間に…。」
実に非常識な話ではあるが、玄関までは行かなくてはと思いながら、重い身体を起こして玄関へと向かったのである。一間(180cm)前に進んだでしょうか。妙に身体が重い。そして、二間。ようやく母屋の廊下にたどり着いた私は、仏間の前に白い影を見つけたのであります。
「Ge!!! 遂に霊が見えた。」
何故か、恐怖は感じません。それは、白いフワリとした服を着た少女だったから。心なしか私に向かって微笑みかけているような気さえします。しかし、そこから身体が動きません。廊下の照明スイッチに手が届いているのですが、何故かスイッチが押せない。何とか正体を暴いてやろうと思うのですが身体が動かないのであります。いや、スイッチは確かに押しているのですが、私がスイッチを押すと同時に、廊下の反対側のスイッチを謎の少女が押しているので、明かりが点かないのだ。
「こうした珍しい現象は、〇美(二女)に見せなければ…。」
声を出して二女を呼ぼうとするのですが、声さえ出ない。ただ、仏間の前の廊下を白い服を着た少女が、笑顔で行き来しているのでありました。
ここまで来ると何かが変であると気付き始めます。集金人の声に目覚めたはずである。目の前の少女は何者だ。そして、二女は帰郷していないではないか…。
夢なのである。寝付きのレム睡眠の中で、現実の記憶や幽霊のイメージが夢として繰り広げた怪談話。昨夜は菩提寺の『灯篭(精篭)流し』、灯篭は長男「ポン太郎」に流してもらい、先祖の霊を送ったはずなのでありますが、帰りそびれた少女の霊が、留守番をしていた私に悪戯をしたのかもしれない。何故か菊の葉に止まった『イチモンジセセリ』のつぶらな瞳が、昨夜の少女の瞳にも思えてきた夏の終わりであります^^;