まちぶせ

「夕暮れの街角♪のぞいた喫茶店…♪」　松任谷由美さんが、まだ荒井由美さんだった頃の詩。石川ひとみさんもリメイクしたりもしましたが…。
我が家の田んぼにも、ひとり？まちぶせする輩がおります。
カワユイ女の子が、私を待ち伏せするならいざ知らず（いや、待ち伏せされても、ちと怖いけれど…）イネの葉先をまとめては上手に網を掛けています。これでどれだけの虫にありつけるのか、意外に単位面積当たりの昆虫捕捉数であるとか、捕捉生体重量なんかを調査している方もいらっしゃるのではないでしょうか？クモは、昆虫と同じ『節足動物門』ではあるのですが、「クモ綱」と「昆虫綱」で分類学上分れてしまいますので、昆虫のようで昆虫じゃない。虫嫌いな人にとっては、クモもムシも嫌いでしょうけどね^^;
昆虫じゃないから研究する学会も自ずと違いまして、私はクモの研究成果は良く分かりませんが、防除生態学といった分野から眺めてみますと、昆虫だってクモだって総合的に調べていかないと駄目なんじゃないかなどと考えております。
『一網打尽』などという四文字熟語もありますが、私が田んぼの中を見ている限り、あまり効率的な狩猟のようには思えません。ただねぇ、クモの糸を指先で微妙に揺らして、昆虫が捕捉されたように錯覚させられないかなどと試してみるのですが、クモは逃げるだけで、餌がもがく振動はマネできないんですよぉ^^;　結構、暇人な夢屋国王であります。