その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

初成り

2016-06-29 12:09:56 | 新規就農

何の変哲もない「キュウリ」ではありますが…

梅雨空で一日そぼ降る雨…しかし、こんな日のための『雨除けハウス』であります。仕事はいくらでも作り出すことが出来ます^^; キュウリ畑の整枝作業がまだ途中ですが、ポツポツと初成りのキュウリが取れる頃、「初物は仏様(ジイちゃん)にお供えし、『ポン太郎君』の働き振りを報告しなさい。仏様も喜んでくれるに違いない。」と言い残して、生活費を稼ぐために出稼ぎに行く『夢屋社長』であります。決して言葉を発しない『仏様』が果たして喜んでくれるのか確証はありませんが、子どもの頃、初物のキュウリは近くの郷社に祀られている『お水神様』にお供えに行かされたものであります。(子どもの水難から庇護して欲しいとの願いからのようであります。)
岩手県花巻市近郊にも「初成りのウリとカッパ」にまつわる昔話が残っているようで、カッパとキュウリ、お水神様とキュウリ…似たような慣習や信仰があるものだと感心しております^^;


昨年は「キュウリ」には見向きもしなかったのに…

我が家の大食漢『柴犬コウ(本名:さくら)』は、臭いがダメだったのか昨年は「キュウリ」を食べませんでしたが、『ポン太郎君作』のキュウリには食いつくようです。グルメ犬「さくら」に合格点を頂いた今年の「キュウリ」であります^^;
初成りの収穫は17本…A・B級品で50本、B級品中心のバラ詰めで100本が出荷の最低本数ですから、形状も質的にも規格に達しない「キュウリ」をどう消化するか…『夢屋社長兼営業部長』の悩みは尽きないのであります。(また、押し売り稼業再開ですかねぇ^^;)
夕刻、収穫した「キュウリ」の取り扱い方や曲がり、形状、肌ずれに関する研修会(講師は、酔っ払った『夢屋社長』でありますが…)、早速、初物は日頃から世話になっている友人『ノロ社長』にお届けし品評をお願いしました。「美味かった。甘みもあるし、パリパリ感もある。」とお褒めの言葉…単価の安い作物ではありますが、こうしたお客様の笑顔が、また明日からの励みになるんです。ありがとうございますm(. .)m

コメント
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