その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ど根性…

2016-06-05 12:11:41 | 新規就農

もう直ぐ「麦秋」の頃を迎えます^^;

福島市内から『曳き売りの八百屋さん』が毎日やって来ます。雨の日も雪の日も、もう30年来のトラック行商で、近所のバアさんたちは『福島の八百屋』と呼んでいるのですが、『オジSUN』の苗字も名前も知らないのであります^^;
「フクシマ~!!!勝ってに家の前に車止めてぇ~たまにはショバ代置いて行けぇ~!」(夢屋)
「夢屋さん!いつも悪いない!今日はキュウリあるぞい!」(福島)とは言うものの、決してショバ代を置いていったり、買い物をしてもオマケしてくれることは無いのであります^^;
30年も行商をしていると、買い物客も変わる…交通手段の無いお年寄りには好評なのでありますが、その買い手さえも年老いて家から出てくることさえも厄介な状態となっているのであります。


アスファルトから「ササの葉」が出ております!

最近は『福島さん』(いつの間にか、名前も福島さんになっている^^;)と商売談義…
「フクシマ~!ここで待っていないで、家まで注文取りに行ってやれ~!年寄たちは歩けないんだから。もう、それぞれのお客さんの家も分かるだろうに。」(夢屋)
「夢屋さん!たまには自宅まで行ってるぞい!ただ、毎日では気が引けて…。」(福島)
で・す・と^^;
正直なところ、彼が持参する野菜は、市場でもB級品であろうと目利きしているのだけれども、量と安さで、田舎のお年寄りにはウケております。
「フクシマ~!!!オラのニンニク買わないかぁ~?」(夢屋)
「夢屋さん!このニンニクなら、市場でkg、1,500円はするぞい!!!」(福島)
カッカッカ、八百屋さんに野菜を押し売りするお百姓さん…アスファルトを打ち破って出て来た「ササの葉」に負けない商魂で、何とか生き残りの道を探る…「コムギ」の花言葉は「希望」そして「富」…希望だけは捨てないぞい!(あらま、フクシマ弁になっている^^;)

コメント
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