何から何までお世話になって…
集落内のKさんが転倒事故で骨折…この秋、3件目の作業事故であります。何と今年は身の回りに事故の多いことか…私自身、もち米刈りをしていて、稲刈り機械の部品で目を突きそうになりました。(ほっぺの上部で留まったから良かったけれど…。)
まだ、稲刈りを2枚ほど残した状態なので、集落のTさんが、替わりに刈り取りを済ませてくれるとのことですが、独自のルートで米を販売している人だから、はてさて、お客様へのお届けはどうすることやら…この場合、命に関わる事故では無かったから、販売の心配もしてあげられますが、事故の大元は、コンバインの脱出作業だから、ひとつ間違えば…農作業従事者は、間違いなく高年齢化しております。
事故や病気で、農作業が出来なくなると、翌年のことはまずさておいて、仲間内で何とか対応してくれております。社長兼従業員の状態だから、大黒柱が動けなくなると、家族が替わりましょうという訳にもいきません。経営の規模拡大を目指しても、従事者が一人では、どこでも起こり得る事態ではあります。
困った時の「助け合い」…そんな雰囲気が残っている村社会にほっこりした気分になりつつも、個人経営の脆弱さに改めて気づく農家経営であります。「負んぶに抱っこ」では、他人に頼りきりでありますが、困った時はお互いさま…次の機会に何らかの形で返しましょう。ほんと、事故だけは気をつけないとなぁ。