のんびり漂うクラゲでありますが…
夏の海水浴…我が在所からは、日本海側にも太平洋側にも片道車で2時間ほど掛かりまして、子どもたちが小さな頃は、オッカーの勤務に合わせて1泊2日の行程で家族サービスというのが定番でありましたけれど…宿泊予約を伴うので、お天気に恵まれるとは限らない。雨や風の強い日は、海水浴の替わりになる遊びが必要になる訳ですけれど…庄内の「加茂水族館」は、天気の悪い日の定番コースでありましたが、同じ思いの親子連れで賑わっておりましたよ。
10月19日ノーベル化学賞を受賞された「下村脩先生」の訃報が報道されました。当然、面識なんてございませんが、発光するクラゲの緑色蛍光タンパク質の発見が、その後の医療分野の発展に大きく貢献されたとか。それはそうなんですが、山形県民としては、発光する「オワンクラゲ」はどんなもん?との世間の疑問に応えてくれた「加茂水族館」の『クラネタリウム』が一躍脚光を浴びたことの方が記憶に新しいのであります。入館者数も鳴かず飛ばずで老朽化…市立施設の悲哀といいますか、場合によっては閉館の危機にもあった施設が、今では新館として運営されております。いわゆる起死回生の出来事だったと記憶しておりますが。(当然、スタッフの努力が実を結んだと言うべきでしょうけれどね。)
人間の命を救う研究に大きな貢献をされたとともに、水族館の危機も救ってくれたエピソードもありがたい。下村先生のご冥福をお祈りいたします。(大人になった今でも、水族館には出掛けております^^;)