峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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不屈の精神

2009年03月09日 | スポーツ
藤永初Vで8月世界選手権内定/マラソン(日刊スポーツ) - goo ニュース

日曜日の朝、新聞に目を通していて「初マラソン藤永、好走に期待」という記事が目に留まった。あの藤永さんが、ついにマラソンに挑戦するのだ。

藤永佳子さんは佐々町の出身で地元の小・中学校から諫早高校に進学し、高校では駅伝部のエースとして都大路を舞台に大活躍した。さらに、高校3年の時には日本代表として世界選手権5,000mに出場を果たすなど、だれもがその将来を嘱望する逸材だった。

ところが、その後、大学・社会人時代と、けがに泣かされ、マラソンのスタートラインにつくことさえできない不遇の時代を過ごすこととなる。
伝え聞くところによると、何度も走るのをやめようと思ったという。

その想像を超えるほどの辛酸をなめたであろう藤永さんが、27歳になって初めてマラソンを走るのだ。
もちろん、家族中が藤永さんのことを知っている。我が家の子供たちにとって彼女は、口石小学校・佐々中学校の先輩である。絵理子さんの1級か2級上という、身近な人なのだ。
折りしも、みんなで昼食のテーブルを囲む頃、テレビ中継が始まった。

レース序盤から藤永さんは先頭グループにつける。彼女は高校生の頃から、常に積極的なレース運びをしていた。
しかし、レース中盤、先頭を走る選手の揺さぶりについて行けず、次第に先頭グループから遅れる苦しい展開となる。

「やはり無理か」見る者、だれもがそう思ったところから、藤永さんの驚異の粘りを目撃することになった。

結局、マラソンで最も苦しいと言われる35キロを過ぎてから、トップを走る優勝候補筆頭の新谷選手をとらえ大逆転、悲願の初マラソン、初優勝を遂げた。

この藤永さんの不屈の走りを見て、将棋の深浦さんを連想した。
身近な人たちの大活躍に興奮が止まらない。

間もなく、春の甲子園大会が開幕する。我らが清峰高校の活躍に、早くも町民の期待は高まっている。
コメント
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