峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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佐々千年桜の里の夢

2009年03月19日 | 暮らし
昨日は午前中、卒業式に参列。午後から総会の資料作りの仕上げに入った。
夕方、8ページにわたる資料の作成をようやく終えることができた。早速、2名の監事のお宅に出向き、決算報告のページに署名・捺印をいただく。

そうして今朝の午前中、印刷に出向いた。各々120枚、後に、これをホッチキスで綴じる。
印刷を済ませた後、思い立って真竹谷の枝垂【しだれ】桜を見に出かけた。初めて訪れる。

皿山公園から狭い林道を上がっていく。途中、役場の作業班が道路に伸びた雑木の枝を払っているのに出くわす。
それは、皿山公園から車で5分もかからない杉林の中に忽然【こつぜん】と姿を現した。

想像以上の成木だった。枝垂桜他20本前後の桜の樹が鉄柵で囲まれていた。一重の枝垂桜4本ほどが見ごろを迎えていた。
鉄柵には多少興ざめしたが、イノシシの被害を防ぐためには、やむを得ないのだろう。県北の、イノシシによる農作物等への被害は深刻の度を深めている。

駐車場がないのが気になる。Uターンできる場所を求め、さらに山手に向かうと、展望所の案内看板が目に留まった。
間もなく、突き当たり。突き当たりが車数台停められる駐車場となっている。
そこから階段が続いている。100メートルほどあろうか、大きな幅の階段を行くと、右方向に狭くて急な階段が待ち受けていた。さすがに息が切れる。2度立ち止まり、ようやく展望所についた。

素晴しい眺望だった。清峰高校から、佐々の中心街、さらには九十九島までが一望できる。美しい棚田も見渡せる。大新田の黄色い菜の花までもくっきりと目に入ってきた。

ひととき、美しい故郷の景色に心を奪われていた。
帰路、枝垂桜公園から少し下った合鴨が飼われている池で、小型のショベルカーを操って作業している方を見かけた。
車を停め、声をかけさせていただいた。池の一角に石垣を築き、菖蒲【しょうぶ】を植えるんだというお話だった。
きれいになりますねと言うと、退屈しのぎにやっているんだとはにかんでおられた。

その足で役場に立ち寄り、企画財政課長を訪ねた。
課長は、すぐに仕事の手を休め、応じてくれた。
テーブルに2m四方ほどの枝垂桜の写真が置いてあった。枝垂桜の案内を設けるという。
私たちの町のことをあれこれ語り合った。彼の構想に共感を覚えている。
またしても、貴重な彼のランチタイムを奪ってしまうこととなった。
コメント
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