峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

深くて暗い川

2009年03月13日 | 学校教育
水曜日の午後1時半から、月に1度の佐々町民生児童委員協議会定例会に出席した。

年度末になると研修会やら講演会やらが増える。そこここで道路の舗装工事が見られるようになるのと同様、新年度の予算をにらんでのことだろう。
その中の1つ、不登校の子供たちについて考える会に出席した主任児童委員から報告があった。不登校の子供を持つ親の会の主催で、専門家を招いての講演会だったようだ。不登校の子供の理解の仕方とか、向き合い方などについて考えさせられたという内容だった。

このように、不登校の子供たちを持つ親を中心に、彼らに対する理解が進み、彼らが安心して過ごせる場所も徐々にだができ始めた。

学校は、どうだろう。
少なくとも、私の知っている学校は冷たい。

不登校の子供たちを、怠学(勉強を怠【なま】けて学校に行かないこと)と切り捨てる。
不登校の子供たちの親を、親が子供を学校に行かせない。義務教育違反だと切り捨てる。

両者の間には、深く暗い大きな溝がある。

そういえば、かつて、野坂昭如さんは『黒の舟歌』で「男と女の間には深くて暗い川がある」と歌っていたっけ。
コメント
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