峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

町内会総会

2009年03月22日 | 町内会長
きょうは、町内会の平成20年度の締めくくりである総会の日だった。

午前中、総会に向けての根回しをあれこれ行い、帰宅すると、お隣の平島さんから、お彼岸【ひがん】恒例のおはぎが届いていた。
このおはぎ、平島さんのおば様手作りの物で実に美味い。女房共々、年2回のお彼岸を楽しみにさせていただいている。感謝、感謝。
こんな風に、町内会のみなさんと、持ちつ持たれつのお付き合いをさせていただいているのが私の誇りだ。

例年、町内会の総会は3月の第4日曜日午後1時から開催している。
ところが、春の甲子園大会の抽選の結果、我らが清峰高校の初戦が、この日、第2試合・午前11時半からと決まった。
そこで、急きょ回覧を回し、総会の開始時刻を1時間繰り下げたのだったが、すでにご承知の通り、この日は雨のためすべてのゲームが中止となった。
11時半から清峰高校を応援していただき、その後、誘い合わせて総会に出席くださいとの回覧だったが、水泡に帰した。

午後2時から始まった総会は2時間弱で無事終了した。
私たちの町内会の役員の任期は1年、再選は妨げないが、5年が限度となっている。
私の町内会長職も丸4年が過ぎた。
皆さんの、来年度もやれという声に、最後の任期に臨む決意を新たにした。

「総会会場」の書をしたためていただいたり
生花を活けていただいたりと、みなさんの善意で町内会の運営がスムーズにできている。

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私の生きる町

2009年03月21日 | 夫婦
土曜・日曜の午前10時頃、女房どのは、何か特別のことがない限り、必ず佐世保市吉井町の「ソレイユ」へ出かける。そこで、宮村さんという生産者の方から野菜をいただく。宮村さんは、自家農園で有機無農薬の野菜を育てていらっしゃる。

女房どのに「真竹谷の枝垂れ桜」を見せたくて、今朝、女房どのと一緒に車で出かけた。
「ソレイユ」で宮村さんに健康に育てていただいた野菜をいただき、帰りに真竹谷に立ち寄った。

ひとしきり桜の美しさを堪能した後、昨日、1人で見た素晴しい眺望を女房どのにも見せたくて、古川岳の展望台まで足を伸ばした。


真竹谷の枝垂桜

古川岳展望所より左方から、佐々川に沿って建つ清峰高校 

正面に見える棚田

顔を右に振ると、佐々町の中心街、中央に愛宕富士、その奥に広がる九十九島
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二十歳の裕理子さん

2009年03月20日 | 夫婦
祭日の朝一番に、高校受験に合格した塾生のお母様からお礼のお電話をいただいた。
今年の受験生の中で3人兄弟の末っ子というところが2組あった。2組のご両親は、長男・次男・三男の3人とも私の許に通わせて下さった。

お電話をいただいたのは、その1組の方のお母様だった。
お母様は、長男・次男とも塾を出た後もずっとお世話になっている。人生を教えていただいている。今後もよろしく願うと続けられた。身に余るほどの有難いお言葉だった。

人生を教えられているかどうかは別にして、2組の兄弟は中学卒業後も、折々、来訪してくれている。私の誕生日には祝福のメールをよこしてくれるなど可愛い。

そういえば、2組とも一番上の子が今年、成人となった。
町の成人式に参列したが、2人ともスーツがよく似合う、いい青年になった。

成人式には、保護観察で私の許に通ってきていたA君も出席していた。その後、彼は結婚をし、20歳で父親になった。おめでとうと言って、握手を交わした。あの頃とはまったく違う穏やかな笑顔がそこにあった。

現在、保護観察中の女の子がいる。その子も、今年、成人となった。事前に成人式に出席するかどうか訊ねた際には分からないと言っていた。

式典が終わったところで彼女の姿を探したが見つからなかった。
女の子たちは、みな華やかな振袖姿だった。近くにいた子にB子のことを訊ねたが、来ていないようだとのことだった。
B子が同級生と屈託なく笑顔で談笑できるようになるまでには、もう少し時間が必要だ。

成人式に参列して帰宅後、式でのことを女房どのにあれこれ話していると、裕理ちゃんも今年、成人なんだよねと女房どの。
そうだったんだ。裕理子さんも、今年、成人だったんだ。
夢の中に出てくるのは、いつも幼いままの裕理子さんだから気が付かなかった。

裕理子さんが向こうに行ってから数年、折々、泣いていた女房どのだったが、この日、久しぶりに涙を流した。
私も、何故か涙があふれた。少しも悲しくなんかないのに。

午前10時前、くるみさんの顔を見て来るからと女房どのが出かけて行った。
私は、地域デイサービスの案内をしなければならず、日曜日の総会の準備がかれこれあり、一緒に行くことができない。

私の代わりに、くるみさんの友人がお昼ごはんを共にするらしい。
お母さん、若い2人に、たくさん食べてもらってね。
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佐々千年桜の里の夢

2009年03月19日 | 暮らし
昨日は午前中、卒業式に参列。午後から総会の資料作りの仕上げに入った。
夕方、8ページにわたる資料の作成をようやく終えることができた。早速、2名の監事のお宅に出向き、決算報告のページに署名・捺印をいただく。

そうして今朝の午前中、印刷に出向いた。各々120枚、後に、これをホッチキスで綴じる。
印刷を済ませた後、思い立って真竹谷の枝垂【しだれ】桜を見に出かけた。初めて訪れる。

皿山公園から狭い林道を上がっていく。途中、役場の作業班が道路に伸びた雑木の枝を払っているのに出くわす。
それは、皿山公園から車で5分もかからない杉林の中に忽然【こつぜん】と姿を現した。

想像以上の成木だった。枝垂桜他20本前後の桜の樹が鉄柵で囲まれていた。一重の枝垂桜4本ほどが見ごろを迎えていた。
鉄柵には多少興ざめしたが、イノシシの被害を防ぐためには、やむを得ないのだろう。県北の、イノシシによる農作物等への被害は深刻の度を深めている。

駐車場がないのが気になる。Uターンできる場所を求め、さらに山手に向かうと、展望所の案内看板が目に留まった。
間もなく、突き当たり。突き当たりが車数台停められる駐車場となっている。
そこから階段が続いている。100メートルほどあろうか、大きな幅の階段を行くと、右方向に狭くて急な階段が待ち受けていた。さすがに息が切れる。2度立ち止まり、ようやく展望所についた。

素晴しい眺望だった。清峰高校から、佐々の中心街、さらには九十九島までが一望できる。美しい棚田も見渡せる。大新田の黄色い菜の花までもくっきりと目に入ってきた。

ひととき、美しい故郷の景色に心を奪われていた。
帰路、枝垂桜公園から少し下った合鴨が飼われている池で、小型のショベルカーを操って作業している方を見かけた。
車を停め、声をかけさせていただいた。池の一角に石垣を築き、菖蒲【しょうぶ】を植えるんだというお話だった。
きれいになりますねと言うと、退屈しのぎにやっているんだとはにかんでおられた。

その足で役場に立ち寄り、企画財政課長を訪ねた。
課長は、すぐに仕事の手を休め、応じてくれた。
テーブルに2m四方ほどの枝垂桜の写真が置いてあった。枝垂桜の案内を設けるという。
私たちの町のことをあれこれ語り合った。彼の構想に共感を覚えている。
またしても、貴重な彼のランチタイムを奪ってしまうこととなった。
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異変

2009年03月18日 | 学校教育
きょうは、口石小学校の卒業式に参列してきた。

口石小は町内に2つある小学校のうちの1つで、私の住む町内会の子供たちが通う学校だ。
この日、男子58名・女子40名、計98名の児童が卒業していった。

受付で手渡された「卒業のしおり」を開くと卒業生の氏名がクラス毎に記されている。それが男女混合の五十音順になっているのに気付いたある方が、いささか驚いたように訊ねた。
口石小学校では数年前から現行のようになった。式場における席順も男女混合だ。
どういうわけか、幼稚園で男女別なのが小学校に入ると男女混合、そして中学校では再び男女別となる。

それはさておき、小学校でも3名の卒業生が欠席していた。ただし、担任が児童の名前を呼んだ後に「欠席です」と添えた。
帰宅した女房どのにそのことを話すと、インフルエンザだろうということだった。女房どのの勤める学校でもインフルエンザが猛威をふるっているようで、帰宅後すぐに、インフルエンザのため欠席しているクラスの子供たちの家に電話をかけていた。

卒業式の途中、体調に異変をおこす卒業生が数名いた。
私の席から比較的近いところに座っていた男の子が、急にビクーン・ビクーンと全身を痙攣【けいれん】させたのには驚いた。
町長祝辞の際、町長自らが子供の異変に気付き、祝辞を中断して職員に知らせるというような場面もあった。
校長始め、職員のみなさんは始終、子供たちの様子を気にかけきょろきょろするばかりで、厳かな式典の雰囲気に浸るどころではない様子だった。

ことはインフルエンザによるものとばかりは言えない、何か表面上だけの異変だけではない何かが起っているように感じられた。

きょうを含め、続けて幼稚園・小学校・中学校と卒園・卒業式に参列してきた。
そうして真っ先に思うのは、幼稚園の子供たちの身体が一番しっかりしていた点だ。
小・中学校に比べ式の時間が30分短かったが、それでも1時間ほど園長の式辞・教育委員会の告示・町長の祝辞にじっと聞き入っていた。第一、欠席者がいなかった。

そのような健康な子供たちが、小学・中学と進むにつれ心身に変調を来たす。どこかで、だれかが、そうさせてしまっているのだ。
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光と影

2009年03月17日 | 学校教育
きょうは、佐々中学校の卒業式に参列した。

卒業生は男子74名、女子64名の計138名。
担任の先生に名前を呼ばれた卒業生は、一様に大きな声で返事をし、校長先生の前まで進み出ると深々と頭を下げ、卒業証書を受け取った。

授業参観や卒業式で見る限り、数年前から中学生が、すっかりおとなしくなった。男の子も女の子も、見るからに不良を気取っている子がいなくなった。
それでは、みんな「真面目」になり、学校が荒れていないかというと、決してそうではない。塾で、子供たちの声を聞く限り、問題は何一つ解決されてはいないようだ。むしろ、それらを覆い隠そうとするからか、問題の根は地中に深く増長しているように思われる。

かつては、卒業式で名前を呼ばれても返事をしない生徒、お辞儀をしないで卒業証書を受け取る生徒などがいた。授業を抜け出したり、学校をサボったりする生徒もいた。
しかし、そんなやんちゃな子供でも、卒業式には出た。

この日、6名の卒業生が卒業式に出席していなかった。
校長始め、だれ1人として欠席している6人の生徒のことには触れなかった。
学校長式辞、教育委員会告示、町長祝辞、次々と学び舎を巣立ち行く生徒たちの洋々たる前途を祝し、輝かしい未来を称えた。

人生の中で、数度しか味わうことのできないそのような晴れがましい場に出ることを拒む、どんな理由がその6人の子供たちにあるのだろうか。
私は、まばゆい春の光が降り注ぐ式場で彼ら6人のことを思っていた。

おとなしくなった中学生を、彼らをそうさせてしまった社会を危ぶむ。
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思い出のアルバム

2009年03月16日 | 家族
午前中、佐々幼稚園の卒園式に出かけてきた。

嵐士【あらし】君に聖心【せいご】君、颯【はやて】君、流晟【りゅうせい】君、魁聖【かいせい】君、これらは男の子の名前だ。
栞奈【かんな】ちゃん、弥優【みゆう】ちゃん、未来都【みこと】ちゃん、詩葉【ことは】ちゃん、優芽【ゆめ】ちゃん、凛々【りり】ちゃん、こちらは女の子の名前だ。
お父さん・お母さんの強い思いや願いといったものが名前に込められているのが感じられる。

子供たちよ、どのような困難が待ち受けていようと、どうか乗り越えて行ってほしいと祈らずにはいられない。

可愛い園児たちの顔を眺めながら、我が家の子供たちの保育園の卒園式の時の顔を思い出していた。

一年中を思い出してごらん あんなこと こんなこと あったでしょう
桃のお花も きれいに咲いて もうすぐみんなは一年生
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反乱の兆し

2009年03月15日 | 学校教育
10・11日と長崎県内では公立高校の入試が行われた。

県教委が発表している全日制の最終志願状況をみると、募集定員10,800人に対して推薦入学の内定者数が2,619人で、これは募集定員の約24%にあたる。
残りの学力定員8,181人に対しての志願者数は9,322人で1,14という倍率だった。

そんな中、県立佐世保北高校の倍率が0,9倍で初めて定員割れしたと11日の地元紙に載った。

佐世保北高校は、エリート養成機関としての公立中高一貫教育校を各県の主要都市に設置する政府の政策により、平成16年に県内初の中高一貫校として県立長崎東高校と共にスタートした学校だ。
報道によると、推薦入学内定者と併設の佐世保北中からの進学者を除く定員91人に対し、83人の受験者しかいなかったという。

笛吹けども踊らずということだ。
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桜満開の頃に

2009年03月14日 | 父親と子
きょう午前中、町内会の今年度の会計監査を受けた。この後、来年度の予算を組み、活動計画を練る。今月22日の総会に向け資料造り等、準備をすすめなければならない。

一昨日、確定申告を済ませた。この時期、ハクモクレンの花が美しい。独立して主体的に事業を営む者にとって、確定申告は1年間の総決算であり、それを済ませた後の清々【すがすが】しさはなんとも例えようがないほどだ。その気持ちがハクモクレンの花に重なる。

その前日、2日間にわたって行われた公立高校の入学試験が終わった。
週末は、国公立の前期試験に合格したOBらの来訪もあり、塾は緊張から解放された若者たちの安堵感に満ちていた。

そんな中、帰省していた有紀さんが、一昨日戻って行った。大村の友人宅、長崎の友人宅で数日過ごし、福岡へ戻るという。何せ、春休みは2ヶ月間ある。ゆっくりと、気の向くままやりたいことをやればいい。

この時期、年度末で何かと多忙で、有紀さんとゆっくり話しをすることができなかった。この日、大村まで電車で向かう彼女を佐世保駅へと送る車中、それを取り戻すかのように私は、しゃべった。
その中で特に、今年の中学3年生にも、ずっと言い続けてきた「記す」ことの意義を話した。

記すことによって、自らの気持ち・考えを確認することができる。記すことによって、自らの気持ち・考えを発見することができる。
自ら記すことによって、他者の話すこと、記したものの内側に、より迫ることができる。
じっくりと、内なる自分の気持ちを確かめたらいい。

有紀さんは、桜が満開になる頃、大学2年生になる。
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深くて暗い川

2009年03月13日 | 学校教育
水曜日の午後1時半から、月に1度の佐々町民生児童委員協議会定例会に出席した。

年度末になると研修会やら講演会やらが増える。そこここで道路の舗装工事が見られるようになるのと同様、新年度の予算をにらんでのことだろう。
その中の1つ、不登校の子供たちについて考える会に出席した主任児童委員から報告があった。不登校の子供を持つ親の会の主催で、専門家を招いての講演会だったようだ。不登校の子供の理解の仕方とか、向き合い方などについて考えさせられたという内容だった。

このように、不登校の子供たちを持つ親を中心に、彼らに対する理解が進み、彼らが安心して過ごせる場所も徐々にだができ始めた。

学校は、どうだろう。
少なくとも、私の知っている学校は冷たい。

不登校の子供たちを、怠学(勉強を怠【なま】けて学校に行かないこと)と切り捨てる。
不登校の子供たちの親を、親が子供を学校に行かせない。義務教育違反だと切り捨てる。

両者の間には、深く暗い大きな溝がある。

そういえば、かつて、野坂昭如さんは『黒の舟歌』で「男と女の間には深くて暗い川がある」と歌っていたっけ。
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