朝から雪になりそうな天気で寒い。窓の外にはどんよりとした空がある。それでも今日もミサに行ける。ミサ曲を歌えるのも嬉しい。声を出して歌を歌う機会がないからだ。ともかくどんどん音痴になる。自分で「音痴」と言っている。教会に行けても、急いで帰らなくてはならない。ならないではないが、ゆっくりはしていられない。まだ仕事が・・・と思う。なんで一人でこんなことをしているのだろうと思う。空がさらにどんより見える。
ＮＰＯの関係では転居についてお知らせを出さなくてはならない。それは事務的な処理をしていけばいいのだが、年に2回くらいしかお会いしない人からでも、さびしくなりますね と言われる。昨日も書いたがそれは距離の問題なのだろう。近くにいるということと遠くに行くということでは心理的に違うのだろう。それは私とて同じだ。友だちも同じようなことをいう。「さびしいのはおまえだけじゃない」と言いたくなる。「どうせすぐこちらに戻ってくるわよ」とも言われる。
何を言うのもいいし、それも覚悟のうえだが、せめて「寒い所へ行くのだから身体に気をつけて」とか「城下町でいいところですね」とかそんな社交辞令はいえないのだろうか。マイナスの言葉が私を寒くする。
そんなときに電話が入った。「すごい決断だね」と。背景はわからないが「決めたこと」がすごいよと。か～るく越えたハードルだけど、でもね・・・・。暗い日に嬉しい電話だった。そう、「覚悟」なの。「覚悟なのよ」
