「もうすぐ春なのねぇー」ではなくて「もう春ですね」の陽気でした。長浜に移り住んで約1ヶ月。郵便番号と電話番号が書類にさっと書けるようになりました。町にはもっと長く住んでいる感じです。八百屋さんの前を通ると「こんにちは!」と声がかかり「帰りに寄りま~す」と答えます。琵琶湖の魚などを扱うお店も「もう、慣れましたか?」と言われました。隣のおばあちゃんに道で会うと、話し込んだ末「ところでどちらにお住まいですか?」でした!
この家の難点は、洗濯物を干す所がないこと。ですからお布団も干せませんでした。この晴天、無駄にはできぬと2階から屋根にぼろきれをしいてお布団干し!窓から上手に干しました。お日さまの匂いです。それでも今日はお仕事、お仕事。ノルマをかけてやらないとなりません。そんなときは百恵ちゃんのメロディです。このゆるやかさはなんなのだろう。柔かさというのか。別れの歌さえ「やわらかい」。今の歌は「硬い(固い)」
昔習った分子の動きを思い出しました。水の分子は固体ではぎっしりしていて動かないし、液体では自由に動いています。気体ならさらに自由に飛んでいます。忙しく、時短ばかり考えていると「固体の分子」なりそうです。人間関係も融通が効きにくいです。液体の分子なら、器にしたがってどの器にも入ることができます。そういう「ゆるやかさ」とか「やわらかさ」を私は失っていた気がします。がちんこでは人生面白くない。(飛びすぎも危険ですが)年を取れば、取るほど「しなやかに歌って」ですね。
忙しいあなた、固体の分子になっていませんか?解けることもだいじですよ。