2日間の留守から長浜に戻った。どこへ行ってもコロナウイルスのニュースが気になり、大丈夫といわれてもまめに手洗いをしている。旅行客も極端に少ない。70歳以上が多いという客船に閉じ込められている方たちは大丈夫だろうか?武漢の状況と言いニュースを見るたびに胸が痛む。
小田原は青空で青い海が見えた。こんな明るいところで生活していたのか!と思う。今は、まぶしすぎる。今日は名古屋を過ぎて岐阜羽島は雪景色だ。モノクロの世界だった。北陸とも違う、いわゆる関西の天気とも違う、湖と山に囲まれたこの湖北は独特の天気だ。その陰影がいまは安心となる。
バラの花は湘南に住んでいるときはあまり好きではなかった。どこにでも明るいバラがたくさんあった。この長浜でバラの花を見ることは少ない。何となくその華やかさが恋しくもなる。それは灰色の空のせいかもしれない。赤いバラでも育ててみようかなどと思う。
この景色の中の陰影の部分。そこに安心を感じる。そっとその陰に身を潜めているほうがいいような気もする。