朝からだんだん寒くなる。晴れが時雨の空に変わる。伊吹山は全く見えない。これが北陸に近い長浜の冬らしい。めまいが治まったので仕事を始めた。パソコンに向かう仕事で、右手が冷たい。(手袋はできないしね)飽きたので買い物に出た。北へ向かうのは寒いので、近くのドラッグストアーで用を足すことにした。週末都内に出るのでマスクを購入しよとすると、やはりない。就寝時用しかないし、消毒用の薬品もお一人1つまでとなっていた。マスク不足なのだ。ガーゼはあったので昔のガーゼのマスクを思い出した。作って役に立つのか??
昔懐かしい「冬の日のこい」を歌いながら帰ったら、余計寒くなった。今週は、課題になっている「明暗」(漱石)を読んでいる。3人で感想もどきを書くのだが、もどろっかしいセリフにうんざりしながら読み終えた。要するに肝心なことを伏せて(避けて)話をするから、遠回しになったり、どこへ行くのはわからない話になっていく。お互いに本音はつかまれたくない、つかまれるのが怖い時に起こるのだろう。(私はあなたが好きなのだけど)が隠れているような会話だろう。
昔(そんな昔ではないが)卑怯な男がいた。逃げ道をいつも作って安全なところにいた。(後で気が付いたのだが)「いや、そんなつもりではないですよ」と言えば通りそうな言い方だ。これぞまさに「不誠実」。お人好しの私は、お役に立てばなどと思ってしまう。
それからではないが、決めるところはきちんと決める男の人が一番だと思った。最後で「逃げない」男の人だ。それが何よりの信用になる。長い人生で?やっと会えたかな。