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シングルルームの監禁のくらし

2020-02-13 19:04:36 | 日記

春のような日だった。薄手のコートでも歩くと暑い。やはりあたたかいと体が楽だ。こうして自由に歩き回れるのは幸せだ。コロナウイルスの感染が疑われて14日も隔離されている人たちは、どんなにか不自由だろうか。毎日映像を見ると、何とかならないのかと思う。豪華客船とはいえ、部屋から出られなければどんな苦痛で不安だろうか。取材に出ると安いビジネスホテルのシングルルームに泊まる。味気のない部屋だが、自由に出かけられる。出かけることが基本だ。それがシングルルームから一歩も出られなかったら・・・。ホテルならTVも見られてインターネットもつながる。それでもどこにも出られず、誰とも会えず2週間も閉じ込められたら・・・。そういうことに対して想像力が働かないのだろうか。

昨年の今頃はもう引っ越し荷物でいっぱいの部屋にいた。段ボールと暮らしていた。仕事もできなくなった。長浜にだれも知っている人はいなかった。そのような引っ越しはしたことはあるが、都内や神奈川は知っているところだったし、1時間もかければ知人がいた。長浜は教会だけが頼りだった。東日本から西日本への引っ越しは面倒だった。それでもなんとかなると思えた。

毎日の暮らしは平塚のほうがはるかに便利だ。5分もあればほとんどことは用が足りた。それでも今、長浜に越してよかった と思える。京都へ1時間強、湖北の自然は豊かでその歴史も興味深い。教会は遠いけれど、お友達ができた。マンションと違い玄関の広い一軒家は(ぼろ長屋だが)「家」という落ち着きがある。ご近所もいい方ばかりだ。

不安もあった。そして想定外のこともあった。それでもこの静かな家で食事の準備をしながら、「ああ、手に入れたものは大きい!」と思えるのだ。ありがとう!

 

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