まったりした朝の琵琶湖を眺めることができた。おだやかの水面には鳥たちが羽を休めている。夕方は出かけるが、あまり朝の琵琶湖を見ることはない。1週間の始まり、たまにはと朝から「ファイト」のメールを送る。お友達とホテルで朝食になった。お友達は、娘、息子、孫と頭が痛い人だ。
私のところへは、さまざまな相談(というよりは愚痴)が入る。私が「そうね。・・・」と肯定的に聞くからかもしれない。悩んでいる人に対して「裁判官」ではいけないと思っている。「そうか、よくがんばった(がんばっている)ね。」といいところを見るようにしている。そして、こうしたい ということを応援するようにしている。「世間」という物差しは不要だ。「でもね、よく考えて、それじゃぁみんながどう思うのかしら?」などとは言えない。悩んでいて、そこを逃げ出したい人を、少しでも抜け出せるようにすることのほうが、「世間」より大事だと思う。もちろん、弁護人のように後ろで守る約束はする。
それだけでたいがいのことは、解決する。人は自分で飛べる力がある。特に、今、コロナ禍の時には、価値観が変化している。自分らしく生き生きとしていたいと思うのだろう。少しでもその人がその人らしく、生きられればと思う。「世間」などは人の生き方に責任を持ってくれるとは限らない。
お友達は大きな切符を手にして飛んでいける!朝、別れてから5時間後くらいのことだった。彼女の大きな旅立ちだ!それは、私にも勇気を与えてくれた。「求めよ、さらば与えられん」を見事に見せてくれた。
私も来年は旅に出てみようと思う。まず、私から飛んでみようと。