福島へ向かい、翌日海浜幕張で打ち合わせ後、東京へでて、長浜へ戻る。何を着ていけばいいのか?調整がきくものにするしかない。昨日、藤枝で夕方から飲みに行く予定のK氏と少し時間つぶしをしていた。何ともレトロで隠れ家のような喫茶店だ。裏に駐車場があるので、みつからないように仕事がさぼれるとか。自分の部屋のように、読者などして過ごせそうだ。
K氏は通信社でスポーツ専門の(特にサッカー)記事を書かれていた。K大学の経済学部卒だからエリートだ。彼の趣味に蝶々を研究することがある。昆虫採集の網を持って歩きたいと話している。「この年になって、ほかの国立大学の理学部(生物学)を学べばよかったと思うんですよ。蝶々の研究をしていたかった。戦後の競争社会で生物学よりお金の取れそうな分野にいったのは間違いだったと思うんです。やりたいことを続けられる人が一番幸せだと思うようになりましたね」と。
そんな話をしてくれた。確かに、この年になると自分のやりたいと思うことを仕事としてできる人は幸せだと思う。もちろん、その努力もたくさんされたと思うが。高校1年の時は、外科医になりたかった。そんな優秀でなかったが、人を助ける仕事をしたかった。
高校の1年も終わりのころ、家庭環境が変わってしまった。(家の事業の失敗)それでも、あきらめずに思い続ければよかったのだろうな。文系に逃げてしまった。なんでも自分には甘い。
「何になりたかったの?」「Yくんのおよめさん!」なんて言えた時代があればよかった。そういう女性でもありたかったなぁ。