あたたかい陽ざしが差し込んでくる部屋でしばしの休憩時間にぶろぐを書いている。昨日は5時起きで藤枝まで取材に出かけ、日帰りし、今日は14時ごろから福島へ向かう。老体に鞭打つ感じだ。
なぜサッカーを好きになったのですか?と聞かれることがあるが、熱烈なファンでもなく、途中でサッカーどころでない時代もあった。きっかけは中学時代のあこがれの先輩が高校でサッカーをしていたことかもしれない。そして、父がスポーツ番組が好きでTVを見ていたからだろうか。釜本とか杉山、横山などが活躍していた。
その杉山氏に昨日、藤枝でお会いした。そろそろ80に手が届くという。何回かシニアの大会を見に来ておられるときに、お会いしていた。一緒に取材に出かけたK氏の旧知であった。昔のあこがれのスターは品のよい、おじいさまだった。取材したのは杉山氏より少し若いくらいのみなさんで、杉山氏の後輩の方もおられた。「足がガタガタでなければ、あの中で、サッカーを楽しんでいられたのになぁ」といわれた 。私たちをグラウンドへ案内するだけで、帰られると思ったら、2時間ずっと試合を見ておられた。
日本代表として活躍された輝かしい時代を自慢するでもなく、楽しそうにみなさんと談笑されていた。サッカーが大好きなのだなぁ・・・。「足の関節は使いものにならないけれど、内臓は丈夫なんだよ。なによりもこころは元気だ!」と胸をたたいて言われた。
悔いのないサッカー時代を過ごされた方のお話はさわやかだった。