伊吹山がくっきり見える。周りの山の稜線もきれいだし、山肌が色づいているのまでよくわかる。空気が澄んでいるのだろう。湘南の抜けるような青い空の捨てがたいが、やはりこの空気の透明感は最高だ。
焼きあがらなかった陶灯のことが心に引っかかっているが、仕方がない。割れなかっただけよかった。割れるとほかの人の作品に迷惑がかかることもある。陶芸の難しさだ。でも、陶灯に灯が入るときを楽しみに待っていよう。
昨日、お友達とドライブして行った近江八幡近くの池というか沼地というか、その水辺には鴨も来ているし、葦もかられ夕暮れ近い時間は遠い時代の近江の海のようだ。そこに月が出ると素晴らしいと彼女は言っていた。恋人を待ちながら、月を眺めている風情だった。建物も特有のものが多い。ヴォーリス記念病院が肺結核の療養所として「近江療養院」だったということも彼女の案内で知った。近江というところはロマンがある。
そういえば、話は全く違うが、駒沢公園で落ち葉を集めてたい肥にしていた。その木の囲いが、「冬ソナ」で、高校でチュンさんとユジンが落ち葉を掛け合う場面とそっくりだった。あれをやってみたい!と思うが、相手がいない!この年で何ともガキのようだ。
あくせくすることなく、少女のように王子さまが来るのを待っているような毎日だ。「ダブルハピネス」と書いたが、しあわせは、誰かと分かち合うことで始まるようだ。自分の心を素直に人に寄り添ってみるのが幸せへの一歩かもしれない。