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祇園祭に思う

2021-07-10 19:20:02 | 日記

梅雨が終わるときは、昔は雷が鳴った。凄まじかったのを覚えている。蚊帳の中に入って、祖母から離れなかった。今は、集中豪雨なのだろうか。今朝の鹿児島の豪雨の映像はすごかった。豪雨はどこでいつ起こるかわからない災害になってしまった。

蒸し暑さがすごい。そうだ、京都に今の時期に初めて来たときに、蒸し風呂のような暑さに体がまいってしまった。それでもこの時期の祇園祭りのお囃子が聞きたくて、訪れていた。祇園祭(祇園御霊会)は、疫病の流行るこの時期に疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめるために行う祭だと教えていただいた。確かに、京都の地理的なことで高温多湿で疫病も流行りやすかったのだろう。

2019年の祇園祭は、京都在住のサッカー友のおじいちゃんが案内してくれた。今は考えられないほど、周りには外国の方ばかりだった。密を越えた密だった。小柄な私は、うまく前列の方へ動くことができ、しっかりと見物することができた。ああ、京都の近くに居を移したことはあったと嬉しかった。

今年も山鉾巡業は中止されるが、神事だけは行われるという。まさにコロナ禍のなかで、疫病の退散と亡くなられた方の霊を慰めてほしいと思う。山鉾巡業は行われないが、今年は山鉾建ては行われるという。「技術継承のためにするので、見物には来ないで静かに見守ってほしい」と。

お祭りにはそのいわれがある。それをもう一度見直すのがいいのだろうな。祭典は「興行」化するものではないと思う。当然オリンピックも。

 

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