珍しくジャズをかけている。ジャズピアノは好きだ。日に日に、食慾が落ちてくる。暑さか運動不足か、作るのが億劫なのか・・・。今日からはオリンピックの競技の放送が多いようだ。もともと、あまりTVは見ないのだが、コロナ禍では観戦する気持ちが薄れる。今日は男子サッカーと卓球の決勝くらいか。
夕方までは、今日も雑雑としたものを整理しているつもりだ。昨日も5時過ぎから図書館へ行って、それから買い物に行った。最近は読んで、ネチネチというかすっきりしないものは読まないようにしている。ちょっと時間があったので、岸恵子の「わりなき恋」を手にとってみた。読むのに抵抗がある本だった。20分くらい読んだら、そろそろ閉館だという。微妙なところで終わったので借りて帰った。
ストリーは聞いていた。69歳と58歳?の恋の話だ。国際的なドキュメンタリー作家・伊奈笙子と秒刻みのスケジュールに追われる、大企業のトップマネジメント・九鬼兼太の不倫の恋の話と片付けておこう。週刊誌でも男性のモデルが誰かれと話題になった。だから読まなかったのかもしれない。二人の口から出てくる言葉はいかにも純愛のような言葉だ。仕事に忙しいエリート二人が、海外を飛び歩じながら必死にスケジュールを合わせて逢瀬を重ねる。国際的な話だ。笑。でも、純愛ではない。「愛」ではないと思う。むしろ鼻につく「恋愛」のようだ。
そこにあるのは「エゴ」なのだ。家庭の問題もきれいごとで通過している。それをどう越えるかもあいまいだ。どことなく特権階級のような不倫がある。芸能人の不倫はこうして起こるのか・・・。
おばさんは言いたい。「人をあいするってそういうもんじゃないわ」もっともっと純粋だと。岸恵子の小説に腹を立てても仕方ないが、お互いがきちんとどこへ向かうのかを考え、相手の立場を考えて自分の立つ位置を決めていくものが「あい」なのではないか。結婚するしないの問題ではなくね。なんてことを言えるのは、私も最近だが。
寝苦しい夏の夜。レスカのようなこひの話はないのかなぁ。気分が開けるように海に行きたくなった。夏ですよ!