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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

あいされて あいして

2022-03-01 18:03:53 | 日記

弥生三月は冷たい雨の日で始まりました。「やよい」という響きがすきです。春という感じがするのです。昨日、電気代の請求金額で愕然としたものの、寒くては戦ができないと数字を忘れて部屋を暖めています。

今日は1日、ボランティアで出している冊子の編集でした。毎日、全然進まないのですが、桃の節句の記事があるので今日中には仕上げないとなりません。「やる気になればこのようなものよ!」と間に合うのがいけないようです。

「あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ もものはな ・・・」でしたでしょうか。我が家も年を取ってしまったお雛さまが飾ってあります。お互いに年を取りましたねと眺めるのですが、顔の美しさはしわもシミもなくとてもきれいです。こうしてこのお雛様を飾れるときは平和なときです。実家に預けておいた時期もありました。母が毎年箱から出して飾ってくれていました。そして、うちの伝統のちらし寿司を作っていました。「早くお嫁に行けるように」ととんでもないことを祈って、樟脳をたくさん入れてまた箱へ戻してくれるのでした。

父は長男で母も長女なので、私は親戚中から可愛がられて育ちました。お雛様だけでなくほかの人形も(藤娘など)たくさんありました。その人形のなかの内裏雛とコンパクトな雛飾りだけしか16歳の悲しい引っ越しの時に持って行くことはできませんでした。でも、その2つだけは大事に生き続けていたんですね。

大変なときでも実家に帰ってお雛様を見て、ちらし寿司を食べていました。そんなことが私を支えていたのかもしれません。一番おいしいのが祖母のちらし寿司、次が母はで、私はそのかなり下のなりそうです。冊子の記事を書いていて、改めて桃の花が邪気を払い、女の子の末永い幸を祈る行事が桃の節句と思うと、家族や親せきの人たちの想いを感じました。

今年も、谷川俊太郎の「雛祭りの日に」の詩を思い出しながら、しあわせを感じるのでした。

    娘よ

    いつかおまえの

   たったひとつのほほえみが

   ひとりの男を

   生かすことも

   あるだろう・・・

コメント
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