春は名のみの 風の寒さや・・・」本当にその通りで今日も風が冷たいです。朝9時に固定電話が鳴りました。朝9時というのはおそらくあまりいいお知らせではないのではという気がしました。普段9時には固定電話はならないので、出るようにしました。やはり訃報でした。「三月はお別れの季節」と言いましたが、本当にさびしいお知らせが多いです。もちろん新しい門出のニュースもあるのですが。
うちの家族の命日は11月と12月です。寒くなりかけたところなのですね。母だけが「桜の咲く春に死にたい」の言葉通りに天に召されました。二人で桜を見て、食事をしました。4月が誕生日でそのお祝いもして、誕生日に大好きな主治医にもお会いしました。そして、弟にも(ベトナムで仕事をしている)電話をして珍しくつながり話ができました。その二日後、心筋梗塞で入院しました。そして、私が絶対に命日を忘れないような日に、あっぱれ!この世を去りました。
悲しみというよりは「後悔」のほうがいまだに続いています。母から授かったものの多さに気が付くようになったからだと思います。まだ、遺骨が家にあるので毎日話ができます。考えてみると確執があったとはいえ、私も母に依存し、母も頼りになる娘ということで、精神的には離れられずにいた気がします。
お昼に炬燵でほんの10分ぐらいうたた寝をするとTVの「徹子の部屋」にビリー・バンバンの姿がありました。先ず見ない番組なのですが、ああ、ビリー・バンバンだと感動。
過ぎた日の微笑みを みんな君にあげる・・・ 風に吹かれて胸に残る 思い出と さよならをするために
ちょっとさみしくなりました。でも、「あいはのこる」と思うのです。
母の編んだ帽子をかぶっています。