秋晴れの日。ああ、こんな日が続くといいなぁと思います。今日は、娘さんが離婚して戻ってきて、静かで平和な日が消えていくという教会のお友達とランチでした。「あんな娘ではなかったのに」という彼女の愚痴を一通り聞かなくてはなりません。きちんとしているけれども頭が固いという彼女には、お嬢さんの気持ちはわかっていても、毎日の生活が始まると許せないことが出てくるのでしょう。少し引きこもり傾向のある息子さんが(彼女の孫)います。
あなたのお母さんもいろいろ悩んだりしたのよということを教えてくれるかのように、神さまは私にその彼女の悩みを少しでも軽くするようにとその役をくださったのでしょう。頭のいい彼女なので多くを語らなくても自分でわかると思うのでした。ほんのちょっとのアドバイスは「それはIさんの物差しでしょう」でした。親子でも20年も離れて暮らしていれば、昔の娘とは違っていて当然です。わかっていてもいまのお嬢さんには「口うるさい」としかならないのでしょう。それくらい離婚はつらいことです。別れてから、自分を責めだすからです。
「許す理由を考える」それは最近の私の生き方です。自分と違うものを感じて相手を非難することは簡単ですけれど、どうしてあの人はそんなことをいうのかな?と考えるようになりました。つらいのだろうなとか自分をまもりたいのだろうなとかです。その理由で許せる範囲の中でだけお付き合いすれば平和です。
彦根の天寧寺で五百羅漢と萩を見てきました。五百羅漢は「亡き親、子供、いとしい人に会いたくば、五百羅漢」にこもれと言われるほど、必ず自分の探し求める人の顔があるといいます。不思議な空間で、なぜかこころが落ち着くのでした。少し前よりも年を取られたあなたを見つけましたよ。