高山では今紅葉がピークを迎えている。すでに降雪も記録され、この3連休が過ぎれば3,000M級の山々は本格的に冬を迎え、ほとんどの小屋も閉められてしまう。そこで今年最後にもう一度3,000Mの山頂に行ってみようと、関西から最も近い3,000M級の山、御嶽山に登る。
最寄り駅木曽福島からのバスの本数は少なく少々不便だが、田の原登山口の少し下にある名古屋市民おんたけ休暇村に前泊すれば、一人でも木曽福島からの送迎もしてもらえるということなのでここを利用する。さらにいいのは翌朝田の原の登山口までも送ってもらえるということで願ったり適ったりである。
木曽福島へ行く前に中津川で列車待ち 途中下車してみる
中津川といえばやっぱり恵那山
駅前の物産館で今旬の栗の和菓子の販売会が開かれていて、各店の茶巾しぼりが充実
木曽福島駅のホームのベンチ さすが木材の本場を思わせる
木曽福島駅へ送迎車が来てくれたがお客は私一人貸切だった。休暇村は名古屋市が運営しているが、市民でなくても泊まれる。築40年ということで古いが掃除は行き届いていてサービスもよかった。
夕食 量は多くないが今の私には適量
翌日の朝食はおにぎりにしてもらった
登山口への送迎も私一人。なんだか申し訳ないような気分だった
田の原登山口から御嶽山の王滝側頂上がよく見え、登るにも目的がはっきり見え、ぐんぐんと高度が上がるのがわかるので張り合いがある
早朝で気温が低いので霜柱もまだきれい
2時間ほどで王滝側の頂上着。ここからさらに最高点剣が峰(3,067M)を目指す。この辺りから風が刺すように冷たくなる
20分ほどで剣が峰到着 青く見えるのは二の池。乗鞍岳が見える
頂上小屋の屋根にはびっしり石が
トイレの前にあったバケツの水が凍っている
王滝頂上を望む。天気はいいのだが周囲は雲が厚く遠望はきかない
下山はロープウェイ方面へ。途中女人堂付近は紅葉がきれいなはずだが、台風のせいか、前日の強風のせいかまったくだめだった。登山道のわずかな秋
ロープウェイの飯森高原駅手前の七合目行場山荘で名物の力餅を食べる
飯森高原駅から御嶽山
上の紅葉はだめだったがロープウェイで降りる途中の斜面は見頃を迎えていた
帰りは名古屋で途中下車 おいしいぎん鱈の粕漬けを食べた
御嶽の紅葉は期待はずれだったが、今年は紅葉のメッカ涸沢もはずれのようである。涸沢小屋のブログを見ると、紅葉より大挙押し寄せた登山者の色とりどりのテントの方がきれいに見える。その数、約1,000とか。いやはやすごい数である。