ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

残雪の涸沢 ①

2016年05月21日 | 山旅

このところ日本上空に安定した高気圧が居座り、当分これが続くという予報が出ている。こんな時に家でじっとしているわけにはいかない。

前回の燕・常念の縦走山行のとき眺めた涸沢カール。よく観ると穂高岳山荘のあるコルへの斜面に取りついている登山者がゴマ粒のような点で見えた。そこで自分もその点になろうと涸沢を目指すことにする。

早朝のバスで松本から上高地に入る。

定番の河童橋からの眺め。新緑が美しい

 

毎度のことだが、ここから登山口の横尾への道が長い。眺めはいいし、花も咲く気持ちのいい道なので観光客にはいいかもしれないが、山へ登る身としては早く登山口に着きたいのが正直なところ。今回は前回の小屋のハンバーグ攻撃に懲りて素泊まりで自炊するつもりなのでその分荷物が重い。

ブツブツ言いながら明神、徳澤を過ぎひたすら歩く

今はニリンソウが満開

 

2時間30分で横尾着。この辺り、小屋が建て替わり、お風呂ができ、トイレができ、さらには今回はトイレが増設されていて来るたびに様子が変わっている

橋からの明神岳の眺めは変わらず美しい

 

登山道に入るとオオカメノキが満開

 

本谷橋の袂では山桜も

 

本谷橋を過ぎるとそろそろ雪が出てくるがしばらくは夏道になったり雪道になったりを繰り返す。以前同じ時期に登った時にはずっと雪道が続いていた記憶があるのでやはり今年は雪が少ないようだ。

 

前方にはスノボを担いだ若者

 

完全な雪道になると涸沢ヒュッテ、さらには奥穂高岳、涸沢岳も見えてくる

 

涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐。ここまでくればもう近い

 

1340時涸沢ヒュッテ到着。今日はここまでなのであとはのんびり。自炊道具があるのでお湯を沸かしてテラスで心行くまで周囲を眺めながらお茶をがぶ飲みする。うま~い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポイント募金はこちら