太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

今日の新聞から

2012-04-11 12:06:55 | 日記
最近、できるだけ新聞を読むことにしている。

英語力のブラッシュアップ、といえば聞こえはいいが、新しい単語をインプットしていかないと、

知っている単語をこねくりまわして使うばかりで、会話力は多少上がっても、その先に進めないことがわかったから。


興味のありそうな内容の英文の本を読む、というのも挑戦してきたけど、

単語を調べつつ読むから、壮大な時間がかかり、ちっとも進まない。何日もかけて数ページというありさまで、そのうち最初の方ののストーリーを忘れてしまい、何度も戻る。

ついには飽きて放り出す。

いかに私に単語力がないか・・



新聞なら、1つのエピソードが短いし、毎日新しいテキストが届くようなもの。

そこで今日(11日)のハワイの新聞「STAR☆ADVERTISER」からいくつか。



世界のニュースのコーナーで、NYの25歳の女性が詐欺・窃盗で逮捕されたという記事があった。

彼女は、自分は末期がんで余命いくばくもないと嘘をつき、ウェディングドレスを着て結婚式を挙げる夢を叶えてほしいと呼びかけた。

すぐに善意の人たちが名乗りをあげ、豪華なドレスや、レストランでのパーティが実現した。

新聞には、ドレスを試着して満面笑顔の彼女の写真が載っている。

余命いくばくもない人にしては、ずいぶん健康そうで、贅肉つきまくり。

どうしてこんなこと思いついちゃったかなあ。人の善意につけこむような、こういう話は切ないワ。




ローカルニュースで、ハワイのレストランで飲み物の売り上げが落ちている?という話。

ジョン(58歳)は、「ダイエットコークなしの食事なんか以前は考えられなかった」とコメント。

「でも気づいたんだ。いったい、その1杯のダイエットコークのためにどのぐらい金を使ってきたかって。水のほうがずっと健康的だし、無料じゃないか!ってね」



ジョン、58歳になるまで気づかなかったことのほうがスゴイと私は思うよ・・・・



マイリーも「私はいつもアイスティーを頼んでいたんだけど、2ドル50セントか3ドル払う価値なんかないと思うアイスティーがほとんどよ。だから水にしたの」

記事の中では、消費者がこういう傾向にあるせいか、レストランでの飲み物の売り上げが微妙に落ちていると書いている。

そこで店側としては、より魅力ある飲み物の開発が急がれている。らしい。


いやぁー、ほんとかなァ?

何がって、ジョン58歳の話。いかにもアメリカっぽいけど。でもおもしろかったからいいか。





最後に目をひいた広告を1つ。



子供の日の人形の広告。

KinToki(Strong Boy)

金太郎って、金時さんだったんだ!

金太郎は幼名?


今年の干支にまたがってる、ということは、来年の子供の日には使えないってことじゃん。

来年また買わせようって魂胆だな。

それにしても、ウサギの時はどんなKINTOKIだったんだろう。ネズミや、羊は?馬や猿は?(見ざる言わざる聞かざるに一票)


他の干支も見てみたい、そんな日本人の心をうまくくすぐる良い商売かもしんない。










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ローファット神話

2012-04-11 08:09:21 | 日記
アメリカでは、ローファットものがたくさん売られている。

ミルクやヨーグルトは言うまでもなく、挽肉だって85%脂肪分をカットしたものがあるし、こんなものまで、というものがローファットだったりする。




イースター(8日)の夜、人を招いて食事をした。ちなみにメニューは、


・海老のカクテル(茹でた小エビにトマトソースを添えたもの)

・野菜スティック、ハマス添え(ハマスとはヒヨコマメと酢、オリーブオイル、スパイスをミキサーにかけたディップ)

・巨大ハム

・チーズグリッツ(とうもろこしの澱粉を一定の粒状に成型したもの。お米のように水を加えて炊く。これは3種類のチーズを混ぜてオーブンで焼いた)

・アスパラガスのバターソテー

・春野菜とラディッシュのサラダ

・白パン


大人が一抱えするほどの骨付きハムがメイン料理になるというのが、最初の頃は不思議な気がしたものだ。


デザートは、苺とラズベリーがテーブルの真ん中に山盛りに置かれ、

バニラアイスクリーム、チョコレートシロップ、スプレー式になっている缶入りホイップクリームを各自好きなようにかけて食べる。


「ホイップクリームもアイスクリームもローファットだから、安心して食べられるわー」

「ほんとね。私、ローファットじゃないものはなるべく買わないようにしているのよね」

「スターバックスでもノンファットミルクしか頼まないわよ」


口々にローファットの素晴らしさを語る彼女達は、揃って、けっこうふくよかだ。

ローファットがある限り、ローファットを選び続ける彼らが、どうしてお痩せにならないのだろう。



果汁50%のオレンジジュースをたくさん飲んだら、果汁100%を摂ったことになるんじゃないか、と子供の頃に考えたことがあった。


正しい答えをみつけたわけじゃないけど、果汁50%はどこまでいっても50%のままじゃないかと今は思う。

ローファットも、どこまでいってもローファットで、脂肪に変わりはないのだから、やはり大量に食べたら意味がないんじゃないか。



と、


アイスクリームとホイップクリームが、切り立った山のように盛り上がっている器を見て思う。


ローファットだと、脂肪を摂取している罪悪感が薄れるせいか、ついたくさん食べてしまうのはわかる気がする。

私達をブルーにするのは、太るという結果以前に「高カロリーを今摂取している」という気分なのかも。




「他がローファットだから、チョコレートもかけられるわね♪」

「コーヒーにホイップクリーム入れようかしら♪」

「私も私も!」



ローファット神話は、かれらを幸せな気分にするのだから、それでいいか。












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