太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ビーチグラスに輪廻を見る

2012-12-18 17:29:44 | 不思議なはなし
何かを集めるとか、拾うといった行為は、

どうしてこんなに楽しいんだろうか。

花を摘む、貝を拾う、きれいな葉を集める、どれも夢中になってしまう。

飽きっぽくてめんどくさがりの私は、とても何かのコレクターにはなれないが、集めたい人の気持ちはなんとなくわかる気がする。



ときどき、海でビーチグラスを拾う。

ビーチグラスは、アクセサリーを作ったり、かわいいボトルに詰めたり、いろいろに使える。



元はビールのビンだったりするガラスが、

長い月日の間に波に洗われ、角が取れてまるみを帯び、透明だった表面が、

いい感じに曇りガラス風になる。


貝を拾うならココ、ビーチグラスならココ、中でもレアな青いガラスはココ、というふうに、

拾うビーチもいろいろだ。



今日、ビーチグラスを拾っていて、

手に取ったガラスが、まだいくぶん新しくて、もっとスモーキーになったほうが味が出るので、

「もちょっと波にもまれて来な~~」

と言って海の中に投げた瞬間、ハッとした。



これって、わたしたちの輪廻だ、ああきっとそうだ、そうに違いない



人が何度も生まれ変わるかどうかはわからない。

でも私は、そうだったらいいなと思うので信じている。

ひとつのビンから、ばらばらに分かれて飛び散ったそれぞれのカケラ。

どんな経緯を経て、そのビーチに流れ着いたか知らないが、

ひょいと拾いあげられて、「あ、まだまだ」と言われて再び海に投げ込まれるカケラと、

「お、いい感じになってるじゃん」と言って拾われるカケラ。


ひとつの人生を終えて、ビーチにたどり着いた、スピリットである私たちも、

そうやって再び新たな人生を体験したり、ゴールしたりするんじゃないだろうか。

そしてその「もちょっと波にもまれて来な~~」と投げる役もまた、自分自身だったりなんかするんじゃないだろうか・・



よくわからんけども

そんな気がした。





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