太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

誕生日の奇跡

2013-04-01 19:01:34 | 日記
夫の誕生日に、叔父叔母が日本料理レストランでごちそうをしてくれて、

そのときにレイをくれた。






蘭でできたレイ。


普通のレイは、花をつなげて作るけれど、

これは花びらだけをぎっしりとつなげてある。




近くで見るとこんなふう



いっさいの隙間もなく、何百という数の蘭の花びらが重なっている。

だからずっしりと重い。



私よりずっと年下の夫は、この日、私が初めて夫に出会った時の年齢になった。

「もう若くないなあ」

という夫を笑い飛ばす。

「今の私は、今日から7年後のあなたなんだからね」



人種が違うせいか、私たちはそれほど年が離れているように見られない。

だから普段は年齢を忘れていられるが、

何かの折に、ふと自分の年齢を思い知ることがある。

けれども、

生まれて何年たったか、というのは変えようがないにしても、

額に年齢を明記して歩いているわけでもない。

姉が、

「年齢って単なる数字だってさー」

と言ったのを思い出す。





若い頃とは違って、自分にも家族にも、いろんなことが起こる。

誕生日の感慨も、自然と昔とは変わってくる。

家族として生まれたことの奇跡や、他人であるのに出会えた奇跡、

笑ってこの日を迎えられた奇跡に感謝すると同時に、

1年後の今日も、こうして笑顔で迎えられるように祈る気持ち。


誕生日おめでとう、よりも、

誕生日ありがとう、のほうがしっくりくる。



この蘭のレイは、5日たっても色あせず、しっとりしたままだ。






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