太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

第一印象

2013-04-18 18:31:46 | 日記
長いこと私の第一印象は、私にとっては意外なものだった。

記憶にある限り、

小学生の頃から、社会人になってからも、

『近づきがたい感じがする』

これが私の第一印象だった。

この印象は、気心が知れたあとに告白(?)されるもので、

そのあとに必ず、

「近づきがたい感じがしたけど、話してみるとぜんぜん違う」

という感想に変わる。



小学6年のとき通っていた塾で、私を含め3人で立ち話をしていたとき、

私がほかの二人の話に耳を傾けていたら

「いやぁ、なんか目つきがすごく怖い~」

と言われたのが一番ショックだった。

それ以来、私は非常に「どう見られるか」を気にするようになり、

それは思春期の中学・高校時代にピークを迎えた。

おおむねその時期は誰でも自意識が過剰になるものだが、私の場合、

お弁当を食べるときもギクシャク、そのうち歩く姿までギクシャクするようになった。

当時、物理の授業で習った『慣性の法則』のように歩いている、と指摘されたほどだ。



第一印象はどうやって感じ取るものなんだろう。

同一人物であっても、人によって受ける印象が違うことがある。

こう見られたい、と思っても、そうならないこともあるし、

第一印象と中身が違ったというのはよくある。

ただ、ウマが合うとか合わないというのは、かなりの精度で当たるような気はする。





30を過ぎて、今度は「やさしそう」と言われるようになった。

その変化に驚いたものの、それもまた、なんだか私とは違うような気がした。





そのうち、自分の内側に入っていかざるを得ないほど、人生が動いていって、

人からどう見られるか、ということを気にしていられなくなった。

気がつくと、第一印象とのギャップについて告白されることはなくなっていた。

あえて聞いたこともないけれど、

たぶん、そそっかしくて変わった人、と感じ、実際もまたそのとおりなのではなかろうか。








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