ハワイで車検

アメリカでは、毎年車検が義務づけられている。

日本の車検とは違って、だいたい日本円で２０００円から２５００円ぐらいでできるから、

面倒ではあるけど、負担にはならない。

新車で買うと2年間は免除になるので、今年は初めての車検だ。



まず、行政から日本でいうところの車の税金の請求書がくる。

支払うと、車に貼るステッカーが送られてくる。

私の場合、トヨタに車検の予約をして、

必要書類を持って行くと1時間かそこらでできる。



昨日、トヨタに電話して(夫が)予約し、今朝一人で車を持って行った。

サービスのオフィスの前に車を停めると、中からショーンが出てきた。

彼は3月にメンテナンスに出した時も担当してくれた人だ。


ショーンは今日の予約リストをチェックし、

「ない…」

と言った。

昨日予約の電話をした夫が、もう何度もオイル交換したりしているのに、

車の情報も名前もコンピュータに登録されていなかった、と言っていた。

その場で登録する、と電話口の人が言ったはず。

やらなかったんだな、これは。

しかたない。

ここは日本じゃないんだから。



「昨日、デビーと電話で話したんですけどね」

何か予約するとか、変更するといった時、必ず相手の名前をきいておく。

これは鉄則。

「デビー？ふーん・・・・・オッケー、何とかするよ」

ショーンは走り回って、予約リストにはない私を入れてくれた。

「あなたを忙しくさせちゃって悪いわね」

こちらは悪くないのだが、一応そう言うのが日本人。

「ノープロブレム！こちらこそ悪かったね」

きっとこんなことは日常茶飯事なんだろうな。


トヨタの向かい側にあるカフェで時間をつぶしていると、１時間たらずでショーンから電話があった。


「お待たせ！車ができたよ。何の問題もなかったよ」


オフィスに戻り、「お客様ラウンジ」でお金を支払う。

２０ドル１０セント。


たいていのことじゃ、もう全然驚かなくなった自分に驚く。











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