太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイとアラスカのきもち

2014-06-13 07:53:49 | 日記
日本にいたときに、通信販売で買い物をすると

下のほうに小さく



離島には送ることができません



みたいな但し書きがあることがあって、

離島の人は大変だなと思っていたが、

まさか自分がその 離島に住むとは思わなかった。 ええ、夢にも。



ハワイは小さい。

オアフ島は、静岡市よりもちょい広いぐらい。

ここで調達できるものといったら、タロ芋とか、パイナップルなどのフルーツだけじゃないかと思う。

だから、何をするにしても本土から船で送られてくるのを待つしかないし、

島が狭いから、店の数も限られていて

したがって、いろんなものの選択肢が非常に狭くなる。

迷わなくてすむ、という利点があるといえば、ある。

帰国すると、売っているもののバラエティが非常に豊かで、

バッグだけで似たようなものが何十と並んでいて、迷ってしまうのだ。




今回、私たちの住まいを建て増すにあたって、生活にかかわるすべてのもの、

それこそフォーク1本、アイロンひとつから揃えねばならず、

ハワイの不便さを思い知ることになった。



たとえば、こんなベッドが欲しいと思って家具屋にいく。

思ったようなものがなくて、インターネットで探してみると、あるある。

いっぱいある。

思い通りのものが、ハワイで買うよりもずっと安く売っている。

これはもう買うしかないと思ってカートに入れ、買い物を続けてゆくと



「ハワイとアラスカには送れないけんね、すまんね」




という但し書きが出てくる。

ベッドのような大きなものなら、まだわかる。

ところが、コンベクションオーブンぐらいのものでも、「すまんね」となる。


いったい何のためにインターネットショッピングがあると思ってるんだ!

こういう不便なところに住む人達のためじゃないのか。

(以前は全然そう思っていなかったくせに)

私はパソコンを前にして怒る。

が、いくら怒ったところで、どうなるわけでもない。



以前、夫が一人暮らしをしていたときに、家具屋で皮のソファとテレビ台を買った。

本土から取り寄せなので、1ヶ月かかるといわれた。

2ヶ月たっても音沙汰なし。

3ヶ月たっても何もなし。

いよいよ待ちきれなくなって、4ヶ月たったころに電話をすると

相当待たされた上に

「あれ、誰か連絡したはずだけど、いってない?」

と言われ、結局家具は永久に送られてこないことがわかった。

既にカードで支払ってしまったし、さすがの夫も頭に来たと言っていた。



ホームセンターが充実しているのも、

器用な人は自分で作ったほうが早い、ということなのかもと思いたくもなる。




まあそんなハワイであるから、

どうしようもないんだけれど、それでも「すまんね」を見ると

日本にいた頃には何でも買えたよなァ、本土の人はいいよなァ、

おい、ハワイとアラスカの気持ちがわかるかコラ!!


と腹立たしいのである。











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