太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

死語

2014-08-20 08:09:56 | 日記
職場で地元のお客さまが、日本の雑誌を持ってきて

ZAKKA という単語を指差して

「これはどんな意味?」と聞かれる。

私が学校で英語を習ったとき、雑貨は「SUNDRY」だったのを

なぜか覚えていたので自信たっぷりに

「SUNDRY」

と言ったのだが、お客様は理解できない。

イントネーションやアクセントを変えつつ「SUNDRY」と言ってみても

いっこうにわからない。


結局、他の言葉を駆使して雑貨を説明した。

アメリカには日本でいう「雑貨」のカテゴリーはないと思う。

日本で人気の雑貨屋さんは、アメリカではギフトショップに近い。

でも、近いだけで、日本の雑貨屋のような魅力はない。

カレンダーから家具から植物から、洋服、アクセサリー、インテリア小物まで

夢のように集まっている、あのワクワクする雰囲気は、絶対に「雑貨屋」だけだ。



お客様が帰ってから、地元の同僚に聞いてみた。

「SUNDRYって知ってるよね?」

「えー、知らない」

もう一人の同僚にも聞いたが

「聞いたことがない」

というつれない返事。



携帯電話の辞書で「雑貨」をひいてみると、

まっさきに SUNDRY と出てきたじゃないか。

次に  MISCELLANEOUS(ミスレ二アス)。


「ほらほらほら。1番最初にSUNDRYが出てきてるじゃん!!」

鬼の首をとったかのように威張ってその画面を見せた。

しかし彼らは

「でも知らないものは知らないものー・・・」


「じゃあ、Miscellaneousならわかる?」

「ああ!それならわかる」

直訳すれば、「いろいろ」とか「雑多な」とか。



「私が学校で英語を習ったときにはSUNDRYだったんだけどな」

「それって何年前のこと?」


「うーん・・30年以上前」


「・・あぁ それは無理でしょ・・・」

「ぼく、ぜーんぜん生まれてないし」

「うるさーーーーーーいッ!!」




ふん。

携帯電話の辞書まで古いってか。









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