太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

北斗七星は

2015-03-02 22:17:48 | スキンタグの話
二つかそこらのスキンタグが、

一気に増えて北斗七星みたいになったという話。(カテゴリー「スキンタグの話」参照)



北斗七星は依然としてある。

星がそうであるように、このボツボツも大きなもと小さなのと混じって

見れば見るほど皮肉にも星座のようである。

T先生は5秒ぐらい眺めて「スキンタグね」と結論を出したけれど、

どう見てもニキビみたいで、私は違うんじゃないかと思っていた。

ところが、大きめのものが、だんだん乾いた感じになってきて、まさにスキンタグといっても

よさそうな様子になってきた。

T先生が凍らせてくれた一番大きいタグは、半分以下に縮んだけれど、まだある。

先週、クリニックに行く用事があって、再びT先生に聞いた。

「これ、やっぱり気になるし、顔まで来たら嫌だから皮膚科を紹介してほしいんですけど」

アメリカでは、自分が行きたい病院に行けない。

ホームドクターの紹介があり、かつ、自分の入っている医療保険がカバーできる

所じゃないとダメ。

だから、皮膚科に行きたければ、ホームドクターが内科でも、まずホームドクターに行く。

そこで皮膚科を紹介してもらい、改めて予約して、ようやく皮膚科に行ける。

クリニックでは診察1回につき、コーペイという基本料金を15~20ドル払う。

つまり、皮膚科を紹介してもらうだけでも2000円払う。

評判がいい医者に自由に行けた日本が懐かしい。



T先生は、どれどれ、と言って私の北斗七星を見て

「あら、広がった?」

「いーえ、数えてないけど、いくつか乾いてきた」

「皮膚科を紹介しますね。えーと、すぐにみてもらえる先生がいいわね」

と、紙に皮膚科の名前を書いていた先生が、ふと手を止めて

「あれ、やったげるわよ。やりましょうか、シュー、って」

と言うがいなや、例の凍らせるピストル状のものを持ってきて

「よく見たら、やりどきよ」

前回凍らせたのを含め、5箇所ぐらい凍らせた。

これで様子をみて、それでも必要なら皮膚科を紹介するから電話ちょーだい、と言い、

小さい絆創膏を丁寧に貼ってくれた。



皮膚科を紹介してもらう気満々で行ったのに

なんとなく先生に持って行かれた感じになって、

そのまま帰ってきた。


チラリと紙を見たら、紹介してくれる皮膚科はいずれも地元の医者で、

病気関係に関しては日本語が通じる医者がいい私は、ちょっと迷う。

気長に凍らせながら潰していくか。

オレガノオイルに再登場願うか。

オレガノオイルで火傷しながらも、夫の頬にあったシミは消えたままだ。

洗面所のクロゼットを開けるたびに、オレガノオイルが視界に入る。

さてどうする。


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