太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

日本食スーパー

2016-05-17 13:31:20 | 日記
毎日夕食を作ることになってしまったからには、買い物にも行かねばならぬ。

そして、どうせ作るなら和食がいい。

日本食スーパーは大小合わせてホノルルに4,5箇所ある。

ホノルルで仕事をしていた頃なら、いくらでも帰りに寄ることもできたのに、

今は最低でも45分は車で走らなければならない。

老舗の日本食スーパーが、カリヒという街にある。

その店のことは知ってはいたが、会員にならないと買い物ができないシステムのため、行ったことがなかった。

そこじゃなくても日本食スーパーはあるし、会員になるほど利用するとは思えなかったからだ。

しかし、もうそんなことは言っていられなくなった。

カリヒは、我が家からだとホノルルの手前にあり、25~30分もあれば行けるのだ。


さっそく、どんなものがあるのか行ってみた。

ぐるりと店内を見て、年会費を払う価値があれば会員になろうという、どこまでもケチな魂胆。

建物は、創業51周年という風格がある。

店に入ると、まず小物が売っている。

日本のシャンプーとか温泉の素とか、マッサージチェアとか、和食器などが脈略もなく並ぶ。

そこを過ぎると、なんと出来合いおかずのコーナーがあった。

むろん日本の比ではないが、パック詰めされたチャーシューや、おにぎり弁当、から揚げ、

肉まん的なもの、小さいパックの漬物盛り合わせや煮豆やひじきなんかもある。

既にこの時点で、会員になる決意は固まっていた。


目移りしながら進むと、豆腐コーナーがあり、私が大好きなアロハ豆腐が2ドルだ。

我が家の近くの地元スーパーでは4ドル40セントする。

ここで、会員にならないなんて考えられないぐらいの気持ちになっていた。


黙ってついてきた夫は、魚コーナーの ししゃも に目が釘付け。

ししゃも と ホッケ は夫の好物である。(ホッケは北海道に行ってハマった)

「会員になってもいいよね」

と夫が言う。


日本式にカットされたお肉も魅力。

細切れとか薄切りの肉を探しても、なかなかない。

肉で野菜を巻いて焼くなんていうときには、薄切りがいいにきまっている。

すきやき風にしたいときも、やっぱり脂ののった薄切りがいい。



カステラがある。もみじまんじゅうもある。うどんや蕎麦は何種類も並び、そうめんの揖保の糸もあった。

日本のパン。

日本のお菓子。

職場で、日本のお菓子が大人気である。

同僚達は、だいたいセブンイレブンで買うのだが、小枝チョコレートやハーベストクッキー、

いろんな味のキットカットなど、どうして日本のお菓子はこんなに繊細で美味しいんだろう。


乾物のコーナーに、ホノルルの日本食スーパーで探してもなかった 切り昆布 があった。

中華関係のところに、これもやはり、中華街まで行って探してもなかった テンメンジャン があった。


ここで、なぜ今まで会員にならずにいたのかと過去の自分を責めた。


カスタマーサービスで、年会費15ドルを払う。

1年ごとに更新で、次回からは10ドル。


ここに来たら、つい買いすぎてしまいそうで怖い。





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