私は犬派だと信じていたが、それは単に食わず嫌いで、
猫がこんなにかわいい生き物だったとは、やはり何でも一緒に暮らしてみないと
わからないものである。
私も猫かわいがりをするが、夫は私の上をゆく猫バカで、
声のトーンが1オクターブぐらい高くなる。
そんな二人であるから、猫たちは完全に甘やかされ状態。
きっちりしているのは、人間の食べ物をあげないことぐらいで
あとは何をやっても
「いーよ、いーよ、猫だもの」
とニヤニヤしている。
築2年にもならない家が、既に階段のカーペットを張り替え、窓の下の壁は
三回は塗り替えた。(窓枠に飛び乗る時に爪が引っかかる)
好きなジグソーパズルも足を洗い、キッチンの上に飛び乗るので余計な物は置かなくなった。
むろんダイニングテーブルにも乗ってくる。
天井ファンの真下でもあり、タオルを敷いて昼寝場所にもなっている。
食事時、食べ物に興味深々の二匹が、テーブルの上を歩き回る。
猫から食べ物を守りながら食べるのが、我が家の食事風景である。
その図は、まるでお弁当を隠しながら食べる子供のようだ。
今日あったことを話しながらの楽しいお食事は過去の話。
腕で囲ったつもりの皿から、素早く肉の一切れを加えてカウチの下に逃げる猫の、
尻尾をつかんで肉を取り返す。
その間にもう一匹が、サラダのレタスをくわえている。
レタスを取り返している間に、肉泥棒の猫が、フライパンをのぞいている。
フライパンに蓋をしている横で、レタス泥棒が菜箸の先を食べている。
「Get down」
「ダメでしょ!あ、こら」
「No,hey!」
言語も入り乱れ、まさに阿鼻叫喚。
毎日こんなで、それでもいいのだから、呆れたものである。
友人が来てお昼を食べた時、ちょっと心配したのだが、
猫たちは一切テーブルに乗ってこなかった。
「お行儀がいい猫だね」
いやいや、それこそ猫をかぶってるだけ。
その日の夕食は、再び戦いであった。
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猫がこんなにかわいい生き物だったとは、やはり何でも一緒に暮らしてみないと
わからないものである。
私も猫かわいがりをするが、夫は私の上をゆく猫バカで、
声のトーンが1オクターブぐらい高くなる。
そんな二人であるから、猫たちは完全に甘やかされ状態。
きっちりしているのは、人間の食べ物をあげないことぐらいで
あとは何をやっても
「いーよ、いーよ、猫だもの」
とニヤニヤしている。
築2年にもならない家が、既に階段のカーペットを張り替え、窓の下の壁は
三回は塗り替えた。(窓枠に飛び乗る時に爪が引っかかる)
好きなジグソーパズルも足を洗い、キッチンの上に飛び乗るので余計な物は置かなくなった。
むろんダイニングテーブルにも乗ってくる。
天井ファンの真下でもあり、タオルを敷いて昼寝場所にもなっている。
食事時、食べ物に興味深々の二匹が、テーブルの上を歩き回る。
猫から食べ物を守りながら食べるのが、我が家の食事風景である。
その図は、まるでお弁当を隠しながら食べる子供のようだ。
今日あったことを話しながらの楽しいお食事は過去の話。
腕で囲ったつもりの皿から、素早く肉の一切れを加えてカウチの下に逃げる猫の、
尻尾をつかんで肉を取り返す。
その間にもう一匹が、サラダのレタスをくわえている。
レタスを取り返している間に、肉泥棒の猫が、フライパンをのぞいている。
フライパンに蓋をしている横で、レタス泥棒が菜箸の先を食べている。
「Get down」
「ダメでしょ!あ、こら」
「No,hey!」
言語も入り乱れ、まさに阿鼻叫喚。
毎日こんなで、それでもいいのだから、呆れたものである。
友人が来てお昼を食べた時、ちょっと心配したのだが、
猫たちは一切テーブルに乗ってこなかった。
「お行儀がいい猫だね」
いやいや、それこそ猫をかぶってるだけ。
その日の夕食は、再び戦いであった。
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