太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

アレルギー

2016-09-10 19:46:50 | 日記
休日の午前中、

「僕の目、なんか変じゃない?」

と言う夫の顔を見て驚いた。

両目が腫れあがって、ハニワのようだ。

「ど、どした??」

「わからないんだよね」

ついさっきまでは普通だったのに、いったい何が起きたのか。

アレルギーの薬を飲み、目を冷やし、それでも腫れは翌朝になっても完全には引かなかった。

あとになって、それは筋肉の痛み止めのクリームが原因だとわかった。

夫には、アスピリンのアレルギーがある。

頭痛薬に入っている、痛み止めのアスピリンが体内に入ると、呼吸ができなくなって死んでしまう。

だから我が家には、エピネフリンと呼んでいる注射器があり、

そういう状況になったら、お尻とか太腿などの筋肉にそれを突き刺して、命をとりとめる。

幸い、それを使ったことはないが、アスピリンはいろんなものに含まれているから

新しいものを試すときには、店の棚の前で、使われている材料をジーッと読む。

たとえばスポーツドリンクのようなものや、ニキビ用の洗顔やクリーム、ボディスクラブにも入っている。

夫が使った筋肉のクリームは、家にあったもので、油断していた。

ただ、アスピリンそのものではなく、アスピリンに似た物質だったために、ハニワになっただけで済んだらしい。



何につけ、頑丈にできている私に比べて、2m近いがっしりした体格からは想像できないが、

夫は何かにつけてデリケートだ。

味の素を使った料理を食べると、翌朝には顔全体がむくむ。

なぜかわからないが、○クドナル○のハンバーガーは夫には駄目だし、ホタテも食べられない。


私はアレルギーといえばお酒だけで、それも飲むと体が痒くなるだけだ。

かつて食べ物にあたったこともない。

それは実家の母の、「おおらかな」食品管理精神のおかげでもあるかもしれない。

母親に神経質に育てられた友人は、食べ物の賞味期限や衛生的なことに敏感で、すぐにおなかを壊した。



集団食中毒のニュースで、その場にいた関係者にインタビューをするという場面がある。

中毒症状になった人達は病院にいるのだから、インタビューされているということは

同じものを食べても中毒にならなかった人というわけだ(それはなぜか女性のことが多い)。

私はそれを見るたびに、自分もきっとインタビューされる側であろうという確信があり、

もしも集団食中毒に巻き込まれることがあったなら、インタビューされる前にその場を去ろうと

決めているのである。






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