太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

会員制医者

2016-09-24 19:27:17 | 日記
歯医者で5万5千円払ったという記事を書いたが、(その記事はコチラ

ここのところ、会員制の医者が増えてきた。

アメリカの医療制度は、日本で生まれた私にはたいそうお粗末で、

患者のことを一切考えていないといっていいだろう。


加入している医療保険のシステムにもよるが、たいていはホームドクターを決めて、

何があっても、まずそのホームドクターの診察を受ける。

つまり、内科医のホームドクターでも、やけどをしても皮膚病になっても、まず診てもらう。

そしてそこで専門医を紹介してもらう。

ホームドクターで治療ができないとわかっていても、そこへ行き、

ただ紹介してもらうだけでも2000円ぐらい支払わなくてはならないとは、なんて無駄だろうか。

それに紹介先に新たに予約を入れるのだから、実際に診察を受けられるのはずっと先になる。



会員制になっているのは、そのホームドクターである。


何人かの知人が、ホームドクターから会員制になるというお知らせを受け取って動揺している。

医師によって違うが、だいたい年間20万から30万円を払わないと、その医師の診察を受けられない。

それを払うのが嫌な人は、他のホームドクターを探してくださいというわけだ。

むろん、年会費とは別に毎回治療費は以前と同じに支払う。

お知らせには、会員制にすることで一人にかける時間も労力も増えることで質が上がり、

会員のために健康維持に必要な情報のセミナーを開いたりする、と書いてあったりするらしい。

たぶん、そのセミナーも無料ではないのだろう。




私はアメリカに移住するにあたり、アメリカと日本を比べない、と決めていたのであるが、

今日だけ、言うことにする。

王様の耳はロバの耳、てなもんだ。


近所にあるからとか、評判がいいからという理由で、どこの病院にもいける日本はいいなァー。

それでもって医療費が安い日本はいいなァー。



まさにアメリカの医療って、経済的に余裕がある人にだけ優しくできている。

ハワイは救急車が有料だというのも、日本人には信じがたいことだ。

日本は無料だから、タクシーがわりに使うとかいう輩がいることが問題視されているのは知っているけれど、

それでも、金額を気にしないで救急車が呼べる社会は素敵だと思う。







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