最初にソレに気づいたのは、3,4ヶ月も前になる。
夫と私は、寝る時に大き目の枕をふたつ使っているのだが、
そのうちの一つの枕の、四隅の縫い目に、黒い虫がいた。
てんとうむしを小さくしたような丸い虫で、真っ黒で触覚などはない。
ティッシュでつまんで捨てた。
しばらくして、枕カバーを替えるときに、また見つけた。
縫い目に沿って、数匹が体を寄せ合っている。
ちょっと気味が悪くなり、ティッシュでつまむと真っ赤な血が出た。
夫に言うと、「ふーん」と気のない返事。
それから、毎日のように枕をチェックするようになると、かなりの確率でソレはいた。
もうひとつの枕にはおらず、その枕だけにいるのが不思議。
二つの枕は縫製の仕方が違っていて、ソレがいる枕は、縁の部分がしっかりある。
つまり、縫い目の角の部分が、ちょうどへこんでいて体を寄せ合っているのに具合がいい。
発見して捕獲するたびに、夫に報告するのだが、相変わらず興味がない様子。
「ねえ、一体どこから来るんだと思う?」
「さあねえー」
今日の朝のことである。
ここ数日、チェックしていなかったと思って枕を見ると、私の枕に1匹いた。
シーツを洗おうとしてめくったら、乾いた血液が点々と散っていた。
「なにこれ?」
「ボクがきのう仕事で指を切ったからじゃない?」
でも、血痕があるのは私の側の、しかも足のほうである。
そして夫の枕をチェックすると、一つの角に6匹いた。
「WHAT・・・!!!!」
それを見た夫は、さすがに飛び起きた。
夫の側のシーツにも、細かい血痕が飛沫のように散っていた。
私は仕事だったので、そのまま出かけた。
お昼休み、夫に電話したら、夫が衝撃的なことを言った。
「アレね、ネットで調べたらベッドバグだったよ」
ベッドバグとはダニのことである。
ダニって、肉眼では見えないぐらい小さいんじゃなかったっけ?
「それでね、シーツの下のベッドパッドをはがしてみたら・・・・(以下自粛)・・・・」
シーツ類は週に2回洗うけれど、下のベッドパッドは年末あたりに洗ったきり。
とにかく、その場に私がいなかったことにまたしても感謝。
夫は、徹底的に掃除機でベッドを掃除し、ベッドパッドを高温で洗って乾燥機に放り込んだ。
ネットでオーダーしたスプレーが来たら、ベッドを解体して隅々までスプレーするそうだ。
その枕は捨て、新しい枕を買ってきた。
そういえば、足の甲にしつこい痒みがあった。
見ても何ともなっていないのだが、とにかくずっと痒い。
もしかして、それはソレが原因だったのか。
ベッドパッドの下の、ソレの王国の上で毎晩寝ていたのか・・・・・(怖)
ハワイのような気候では、ベッドバグは普通にいるものらしい。
春に虫がたくさん、と書いて「蠢く」。
いやぁ、漢字ってすばらしいなあ。
うごめく、で思い出した。
家を建てるにあたり、新しい住まいで使うハンパー(脱衣カゴ)を買った。
柔らかめの籐のようなもので編んで作られており、蓋つきのオシャレなやつ。
家ができるまで、古い部屋で使っていたら、洗濯物になにかついている。
よく見ると、小さい小さい虫である。
もしやと思い、めがねをかけてガレージに出て、ハンパーの網目を観察した。
・・・ちっさい虫が、蠢いていた。
すぐに捨てた。
そして別のハンパーを買ってきた。
今度はもっと硬い素材の、でも懲りずにカゴ状に編んだやつ。
それにはカゴの内側に白い布があって、直接網目に洗濯物が触れないのがいいと思った。
それなのに、やっぱり洗濯物に虫がいた。
私は内側の布を取り外して漂白し、本体を掃除機で吸い、ドライヤーの熱をあてた。
それでも、やっぱり虫はいた。
インドネシアかタイか、それが作られた場所で、虫の卵がついていたんだろう。
カゴのようなインテリアは好きだけど、ハワイじゃダメだ。
結局、ハンパーは布でできたものを使っている。
ちっさいものがうじゃうじゃ、が好きな人は少ないだろうが
私は想像しただけでむずむずする。
体のそこここが痒いと、今までは気にならなかったのに、
ソレに噛まれたのかと思うと、ますます痒くなってくるのである。
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夫と私は、寝る時に大き目の枕をふたつ使っているのだが、
そのうちの一つの枕の、四隅の縫い目に、黒い虫がいた。
てんとうむしを小さくしたような丸い虫で、真っ黒で触覚などはない。
ティッシュでつまんで捨てた。
しばらくして、枕カバーを替えるときに、また見つけた。
縫い目に沿って、数匹が体を寄せ合っている。
ちょっと気味が悪くなり、ティッシュでつまむと真っ赤な血が出た。
夫に言うと、「ふーん」と気のない返事。
それから、毎日のように枕をチェックするようになると、かなりの確率でソレはいた。
もうひとつの枕にはおらず、その枕だけにいるのが不思議。
二つの枕は縫製の仕方が違っていて、ソレがいる枕は、縁の部分がしっかりある。
つまり、縫い目の角の部分が、ちょうどへこんでいて体を寄せ合っているのに具合がいい。
発見して捕獲するたびに、夫に報告するのだが、相変わらず興味がない様子。
「ねえ、一体どこから来るんだと思う?」
「さあねえー」
今日の朝のことである。
ここ数日、チェックしていなかったと思って枕を見ると、私の枕に1匹いた。
シーツを洗おうとしてめくったら、乾いた血液が点々と散っていた。
「なにこれ?」
「ボクがきのう仕事で指を切ったからじゃない?」
でも、血痕があるのは私の側の、しかも足のほうである。
そして夫の枕をチェックすると、一つの角に6匹いた。
「WHAT・・・!!!!」
それを見た夫は、さすがに飛び起きた。
夫の側のシーツにも、細かい血痕が飛沫のように散っていた。
私は仕事だったので、そのまま出かけた。
お昼休み、夫に電話したら、夫が衝撃的なことを言った。
「アレね、ネットで調べたらベッドバグだったよ」
ベッドバグとはダニのことである。
ダニって、肉眼では見えないぐらい小さいんじゃなかったっけ?
「それでね、シーツの下のベッドパッドをはがしてみたら・・・・(以下自粛)・・・・」
シーツ類は週に2回洗うけれど、下のベッドパッドは年末あたりに洗ったきり。
とにかく、その場に私がいなかったことにまたしても感謝。
夫は、徹底的に掃除機でベッドを掃除し、ベッドパッドを高温で洗って乾燥機に放り込んだ。
ネットでオーダーしたスプレーが来たら、ベッドを解体して隅々までスプレーするそうだ。
その枕は捨て、新しい枕を買ってきた。
そういえば、足の甲にしつこい痒みがあった。
見ても何ともなっていないのだが、とにかくずっと痒い。
もしかして、それはソレが原因だったのか。
ベッドパッドの下の、ソレの王国の上で毎晩寝ていたのか・・・・・(怖)
ハワイのような気候では、ベッドバグは普通にいるものらしい。
春に虫がたくさん、と書いて「蠢く」。
いやぁ、漢字ってすばらしいなあ。
うごめく、で思い出した。
家を建てるにあたり、新しい住まいで使うハンパー(脱衣カゴ)を買った。
柔らかめの籐のようなもので編んで作られており、蓋つきのオシャレなやつ。
家ができるまで、古い部屋で使っていたら、洗濯物になにかついている。
よく見ると、小さい小さい虫である。
もしやと思い、めがねをかけてガレージに出て、ハンパーの網目を観察した。
・・・ちっさい虫が、蠢いていた。
すぐに捨てた。
そして別のハンパーを買ってきた。
今度はもっと硬い素材の、でも懲りずにカゴ状に編んだやつ。
それにはカゴの内側に白い布があって、直接網目に洗濯物が触れないのがいいと思った。
それなのに、やっぱり洗濯物に虫がいた。
私は内側の布を取り外して漂白し、本体を掃除機で吸い、ドライヤーの熱をあてた。
それでも、やっぱり虫はいた。
インドネシアかタイか、それが作られた場所で、虫の卵がついていたんだろう。
カゴのようなインテリアは好きだけど、ハワイじゃダメだ。
結局、ハンパーは布でできたものを使っている。
ちっさいものがうじゃうじゃ、が好きな人は少ないだろうが
私は想像しただけでむずむずする。
体のそこここが痒いと、今までは気にならなかったのに、
ソレに噛まれたのかと思うと、ますます痒くなってくるのである。
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