太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

滝を見に行く

2017-09-11 06:31:41 | ハワイの自然
「滝を見に行く」という日本の映画を、今年のホノルルフェスティバルで観た。

7人の中年の女性達が、滝を見に行くツアーに参加する。

添乗員のあとをついて山道を歩いているうちに、添乗員が行方不明となり、7人は山の中で

一夜を明かすことになる。

見栄、寂しさ、幸せ、不満、それぞれ何かを背おった女性達が、最後にはいじましくもかわいくみえてくるコメディだ。



だからというわけではないけれど、滝を見に行った。

ハワイには無数のトレッキングコースがある。

それらには、たいてい名前などついておらず、人によって呼び方が違う。

オアフ島の東側には、コオラウ山脈という切り立った山が連なっており、よって、そのあたりを歩くと滝に出会う。

今回私達が行ったのは、我が家の近所といっていい場所で、

近くに住みながら、今までその滝があることを知らなかった。


家から車で5分。

歩き始めたのは朝6時半だ。

ここは先月、夫が先に行っていて、8時すぎに行ったら、人は多いし暑いしで大変だったという。



ちゃんと道として整備(?)された道が大半の、楽なコースである。

すれ違う人もいない。



ここは水深がそこそこあるので、水遊びをしたら楽しそう。

子供なら岩からジャンプしたりして。







名前も知らないかわいらしい花たち。これらはどちらも花の一つが5ミリぐらい。









オレンジと黒の実のバランスの良さ。自然を設計した存在って、つくづくすごいセンス。



そこらじゅうに野生の蘭が咲いている。

シダも2メートル以上あって、まさに熱帯雨林的。


山道を登り続けること40分。




滝が見えてきた。




水が空気をひんやりと冷やして心地よい。



誰かが置いた、ハワイ式のお供え。自然に対する畏敬の思いがこもっている。




途中で拾ったグアバを水で洗って食べた。



割るとこんなふう。




滝を背にして川を見る。

水が落ちてくるだけなのに、滝は私の心をつかむ。

海も川も、見ていて飽きない。

ただ、池や湖のような流れない水は、そうでもない。





パンの実。ハワイ語でウル。



作品にもウルがあるが、私はこの樹を眺めるのが好きだ。





ハワイのカタツムリ。英語でスネイル。

うちの庭にもよくいるが、こういうのがうじゃうじゃいた。

落ちている何かの実を食べているスネイルがいて、夫と二人でしばらく眺めた。

けっこうグロテスクなので写真は載せないが、スネイルってこういうふうに物を食べるんだなあと感動した。



街に出かけて帰ってくると、体が重い。

自然の中で過ごして帰ってくると、体力を使っているのに体は軽い。

いらないものを出して、いいものを吸収するのかもしれない。






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